2010年9月30日木曜日

ハトの大量死 ― 南アフリカ

9月 26日(日)、南アフリカ共和国のケープ・タウンで、高架になっている高速道路上に大量のハトの死骸が散らばっているのが見つかりました:

一部の死骸には自動車に衝突したり、ひかれたりした痕跡があったものの、他の死体にはそのような痕跡がなく、ハトが死んだ原因はわかっていません。

週末に近くの空軍基地で行われた航空ショーの騒音が原因ではないかとも取り沙汰されていますが、都会に住みついているハトは轟音や衝突音に慣れているのでその可能性はないと鳥類学者は否定しています。

SPCA(動物虐待防止協会?)が調査を続けていますが、周辺のハトがケープ・タウン港の荷役作業でこぼれ落ちた穀物を食料にしていることから、同港で鳥害を防ぐために何らかの毒物が使われた可能性も視野に入れているとのことです。


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レアアースほしさに …… (その 2)

まず、アメリカ議会の情報を専門に伝えるラジオ局 Capitol News Connection のサイトに掲載されている 9月 26日付の記事を紹介します。ラジオ番組 “Power Breakfast” の内容を文字化したものです:

以下に抄訳します:
ワシントン発 ― 希土類金属(rare earth metals)はハイテク産業や兵器産業にとって欠くことのできない重要な物資となっていますが、アメリカ合衆国はどの希土類金属も自給することができません。中国がそのような決定的に重要な無機化合物の第一の供給源であるという事実に対する懸念が議会で広がっています。

おはようございます。Elizabeth Wynne Johnson です。Capitol News Connection がお送りする番組 “Power Breakfast” です。

[コマーシャル] この番組 “Power Breakfast” はレイセオン(Raytheon)社がお送りしています。レイセオンは戦術・戦略目標についての状況認識や情報を提供する Global ISR solutions を推進しています。レイセオン ― お客様の成功が私たちの使命です。

希土類金属はこれまであまり注目されていませんでしたが、急速に脚光を浴びるようになってきました。下院議員の Kathy Dahlkemper (以下 D 議員) さんと Mike Coffman (C 議員) さんは、以前から希土類金属に注意を払ってこられました。

D 議員 ― 今後、皆さんは希土類金属のことや、それがわれわれの将来の発展や技術にとって非常に重要であることを何度も耳にすることになるでしょう。

C 議員 ― これは氷山の一角なんです。多くの方々がこの問題の重大さを本当に理解しているとは言い難いと私は考えています。

日本と中国の間で貿易紛争(レアメタルの実質的対日禁輸)が起こったとの報道が先週末に伝わった時には、すでに今週中に議会で(希土類金属に関する)法案が審議される予定になっていました。

D 議員はペンシルバニア州選出の民主党下院議員で、希土類金属に関する最新の法案の提出者です。彼女は、産業界のロビイスト(複数)が、この問題について関心を持つよう議会に働きかけていると語っています。希土類成分は、再生エネルギーに関係する装置や携帯電話から兵器システムに至るまでハイテク製品の製造において不可欠です。アメリカ合衆国は、使用する希土類物質の 100% を輸入しています。中国は諸外国に対して、中国国内で製造を行わなければ中国から閉め出すと言い始めています。

D 議員 ― わが国の国防総省が関わる製品の多くには希土類金属を含んだ部品が使われており、それは明らかに我々にとっての非常に大きな懸念材料です。我々は、わが国の防衛兵器を中国で製造するようになることは望んでいないのです。

C 議員 ― 他の先進工業国の多くと同じようにわが国は完全に中国に依存しています。ですから、代替手段を見いだし、競争力のあるサプライ・チェーン(供給プロセス)を構築することが重要なのです。

D 議員の提出した法案は、産業界の調整と調査に焦点を当てています。一方、コロラド州選出の共和党下院議員である C 議員が提出した別の法案は、国家備蓄の推進を目指しています。

下院は今度の週末から休会する予定になっています。議員の皆さんはそれまでに法案が審議されることを望んでいます。おそらく、日本と中国の間の希土類物資をめぐる対立があからさまにした(中国の)脅威が、議員の皆さんの意向を後押ししてくれることでしょう。

Capitol News Connection のお送りした “Power Breakfast” でした。

ひるがえって日本の国会をみるとどうでしょうか。議員の「先生」たちは、今回の中国人船長の釈放をめぐって、やれ内閣の責任を追及するだの、検察の幹部を証人喚問せよだのといった内向き・後ろ向きの「内部摩擦」ばかりにエネルギーを浪費して、将来を見据えた資源戦略や外交方針などの議論はそっちのけです。今回の事件の真相を解明することも重要ですが、それよりも優先度が高く先に着手しておくべき事項が山積しています。上記の記事にあるアメリカの議員の活動が完全無欠な手本であるというわけではありませんが、日本の国会議員は見習ってほしいものです。


(続く)

バイカル湖で地震 ― ロシア

バイカル湖(地図)で大きな地震があった、とロシアの通信社が伝えています:

記事には地震発生日時が記載されていませんが、震源はバイカル湖内で、ロシア非常事態省の発表ではマグニチュード 6.7。しかし、周辺の集落では揺れを感じず、また被害もなかったとのことです。

一方、アメリカ地質調査所(USGS)の発表資料では、地震が発生したのは 9月 27日(月)で、マグニチュード 4.4、震源の深さ 10 km となっています:

バイカル湖は世界でもっとも古く、もっとも深い湖で、地球上の淡水の 20% が溜まっているとされています。かつては海溝であったものが、プレートの移動による大陸の離合集散によって陸地の中に取り残されてしまったのだそうです。


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2010年9月29日水曜日

レアアースほしさに …… (その 1)

日本人であることをこれほど恥ずかしく思ったことはありません。尖閣諸島の領海内で密漁をしていた中国漁船の船長を公務執行妨害容疑で拘束したものの、中国の恫喝に周章狼狽して釈放した件です。海外の報道を見ていても、日本が中国に無条件降伏、日本が中国に屈服させられた、日本が完全敗北 …… などのタイトルが飛び交いました。

これほどの外交的敗北と国家の威信失墜という失態を演じた内閣は、もし恥というものを知っているのであればすでに総辞職しているのではないでしょうか。

菅首相は急遽予定を変更してベルギーの首都ブリュッセルで開かれる ASEM(アジア欧州会合、Asia-Europe Meeting)に自ら出席し、中国の温家宝首相との会談を模索するとのこと。あまりにも拙速。外交音痴というべきか、交渉下手というべきか。この時期にこちらから会談を求めれば、そのことだけで相手側が優位に立ってしまいます。仮に会談が実現したとしても、会談に応じてくれたことに対する謝意や今回の事件に対する謝罪じみた言質を与えたり、低姿勢で卑屈と受けとられるような立ち居振る舞いで恥の上塗りをしないようにしてほしいものです。私の頭には 「カノッサの屈辱」 という言葉が去来しています。

以下の記事に見られるように、官房長官がすでに卑屈な態度をとっているので非常に心配です。東シナ海・白樺ガス田付近を航行中の中国の海洋調査船について 「周辺にいらっしゃることは確認している」 などなど、この人は日本語のネイティブ・スピーカーなのか疑わしくなってきます。官房長官といえば内閣のスポークス・パーソンですから、もう少し日本語の上手な人になってもらった方が良いのではないでしょうか:

中国が非常に高圧的な態度やレアアースの実質的禁輸措置をとったことで、世界各国には中国に対する警戒感が広がっています。以下にいくつか海外の報道を紹介します。


(続く)

氷河の下で新たな噴火の可能性 ― アイスランド

現地時間 9月 25日(土)の夜、アイスランド南東部のバトナ氷河(Vatnajökull)の北西部にある Hamarinn 火山の近くで、M3.5 と M3.7 の地震が発生しました。この地震に関連して、同国の地球物理学者 Páll Einarsson 氏が新たな火山噴火の可能性を指摘しています:

以下に Einarsson 氏の発言を抄訳します:
この地域で連続して地震が発生することは珍しいことではない。バトナ氷河の下で火山活動が活発化し始めている。

今回の連続地震はバトナ氷河の下に埋もれている Grímsvötn (地図)火山湖群と直接関連するものではないし、火山性の地震に分類できるわけでもない。

しかし、Grímsvötn で数ヶ月のうちに噴火が始まる可能性が非常に高い。

エイヤフィヤトラ氷河(Eyjafjallajökull、地図)での噴火に引き続いてミルダルス氷河(Mýrdalsjökull)の下のカトラ(Katla)山が間もなく噴火する可能性があると一部の科学者は考えているが、そのような兆候はない。

25日(土)に発生した地震は特に大きな地震というわけではないが、それでも興味深い。1996年にバトナ氷河の下にある Gjálp 山(地図)が噴火し始めた時には、その 8 ~ 9ヶ月前から Hamarinn 山の周辺で地震が連続して発生した。

Hamarinn 山はバトナ氷河の縁にある特殊な火山で、同氷河の下にある Grímsvötn と Skaftárkatlar に沿った火山活動の活発な領域を形成した現象の一端を担っている。

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2010年9月25日土曜日

レユニオン島で噴火切迫

インド洋西部、マダガスカル島の東に浮かぶフランス領のレユニオン島のフルネーズ山(Piton de la Fournaise、地図)で、9月 23日から火口直下の地震が急増、山体の膨張も大きいため、当局は警戒レベルを最高度の “1” に引き上げました:

さまざまな情報を総合すると、9月 23日の夕方頃から山体直下の地震が急増、北側の山腹や頂上付近で山体の膨張が顕著(最大 3cm)、マグマが地表近くまで上昇してきているため、間もなく噴火が始まるであろうとのことです。

フルネーズ山は流動性の高い溶岩を流出させる楯状火山で、しばしば溶岩流出をともなう噴火をおこしています。今年 1月にも溶岩の流出がありました:

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2010年9月23日木曜日

SETI 50周年

SETI (地球外知的生命体探査、Search for Extra-Terrestrial Intelligence) が開始されてから今年で 50年になります。いくつかのメディアが SETI の半世紀をふり返り、今後を展望する記事を掲載しています:

今から 50年前、1960年の春、τ Ceti (クジラ座タウ星)と ε Eridani (エリダヌス座イプシロン星)に電波望遠鏡を向けて、地球外文明の出す人工的な電波を受信しようと試みるプロジェクトがアメリカの天文学者フランク・ドレイク博士によって始められました。このプロジェクトはオズマ計画(Project Ozma)と名付けられ、SETI の始まりとされています。この 2つの恒星が選ばれたのは、地球から比較的近い 10.5光年の距離にあり、太陽と同じタイプの恒星で地球と似た惑星が周囲をまわっている可能性があると考えられたからです。

SETI 開始から 50年が経過しましたが、これまでのところ地球外文明から発せられた電波信号は見つかっていません。銀河系宇宙に存在する恒星の数はあまりにも多く、これまでに詳しく調べられた恒星はごく一部にすぎません。

過去 50年の歴史の中には 「これは!」 と思わせる電波が受信されたことが少なくとも 3度ありました。

1つ目は「CTA102」事件。1960年代の初め、ソビエト連邦の天文学者が、CTA102 と呼ばれる遠い天体が強力な電波を出しており、その電波が約 100日の周期で規則正しく変化していると発表しました。発表をおこなった天文学者たちは、自分たちの発見した電波源は、進歩した科学と強大な力をもった地球外文明であると考えていました。しかしその後、CTA102 は当時は知られていなかったクェーサーと呼ばれる天体であることが明らかになりました。

2つ目は「LGM1」事件。LGM1 は 1967年にイギリスの科学者が発見した電波源です。LGM はリトル・グリーン・メンの略で、宇宙人が緑色のこびとのような姿をしているという当時の通念から名付けられました。この電波源は、CTA102 よりはるかに近いところにあり、驚異的な精度で点滅を繰り返す強い電波信号を送り出していました。その点滅の周期は有効数字 10桁以上の精度で一定でした。イギリスの科学者たちは、地球に向けて送られているメッセージ、あるいは恒星間飛行をする宇宙船のためのビーコンではないかと考えたようです。しかし、これも当時は知られていなかったパルサーと呼ばれる天体であることが後に判明しました。

3つ目は「Wow! シグナル」事件。1977年にアメリカの科学者が観測した電波信号です。狭い周波数帯に集中した強い信号で、銀河系宇宙の中心方向にある「いて座」から送られてきました。現在まで正体が判明していません。地球外文明からの信号であった可能性もわずかながら残っているようです。詳しくは以下の Wikipedia の解説をお読みください:

上記の 3つの事件はそれぞれ、ソビエト連邦、イギリス、アメリカの科学者が関わっていました。SETI は単一のプロジェクトではなく、このようにさまざまな国の科学者によって「細く長く」続けられています。一国の政府の意向や財政状況によって活動が左右されなかったことが、全体として長続きした理由の一つではないかと思います。この種の研究は、何世代、何世紀にもわたって地道に継続する必要があります。そのためには今後とも世界各国に分散して「細く長く」続ける体制をとることが望まれます。

アメリカでは 1984年に設立された民間の非営利法人 SETI Institute (SETI 研究所)が、さまざまな財団、基金、企業、個人などからの出資や寄付金によって運営され、SETI 推進の中心となっています。傘下には SETI リサーチ・センター、宇宙における生命を研究するためのカール・セーガン・センター、教育およびパブリック・アウトリーチ・センターがあります。民間の団体であり、資金面でも政府にほとんど依存していないため、政権の交代などによって活動の方針が左右されることがありません。

日本では兵庫県立西はりま天文台が中心的役割を果たしています:

西はりま天文台は兵庫県南部地震(阪神大震災)の前兆と考えられる電波を受信していたことでも有名です:

高度に発達した地球外文明は電波を通信手段として使わないのではないか、 という悲観論もあります。そのため電波以外の方法、たとえば地球に向けられているレーザー光線や、ダイソン球から漏れてくる赤外線を探すということも試みられています。また、恒星のスペクトルの中に、自然には存在しない物質(たとえばフロンなど)の痕跡を探すことも提案されています(注)。

また、高度に発達した地球外文明社会の主体は生身の生物ではなく人工知能になっている可能性も考慮すべきだとの意見も出されています:

願わくば、私が生きているうちに地球外文明からの信号が確認されたとのニュースを見聞きできますように。


(注) 現在も健在であるフランク・ドレイク博士が提案しているものです。地球人類が自分たちの存在を他の恒星系の文明に知らせるもっとも安上がりで容易な方法は、環境問題で回収されたフロンを 100トンほど、ロケットで太陽に打ち込むことだそうです。他の恒星系の観測者が太陽を分光器で観測すれば、自然には存在しないフロンの明瞭な線がスペクトル上に現れるので、太陽系に知的生命が存在することに気づいてもらえるとの想定です。そして、地球人類が容易に実行できるのであれば、よその恒星系の文明も (フロンに限らず何らかの人工物質で) やっているかも知れないから、探してみようという提案です。

2010年9月22日水曜日

天王星と木星が衝

9月 22日(水) 10時に天王星が衝、同 12時に木星が衝となります。「衝」とは地球から見た場合の天体の位置が太陽と正反対になること(その天体と太陽の黄経の差が180°となること、説明図)です。

木星や天王星など、地球より外側の軌道を回っている外惑星は、衝のときに地球にもっとも近づき、もっとも明るくなります。今回の衝では、木星は -2.9等、天王星が +5.7等になります。

衝の位置にある天体は、地球から見た場合に太陽の正反対側あります。したがって、太陽が西に沈むと同時にその天体は東の地平線から昇ってきます。木星と天王星も、太陽が西に沈んでしばらくすると、東の空の低い位置に輝いているのを見ることができます。

翌 23日(木)は中秋の名月、すなわち満月です。そして、19時 44分に木星が月の南 7°09'、19時 51分に天王星が月の南 6°16' まで接近します。月を目標にすれば、木星と天王星を見つけるのは容易です。

なお、24日(金)には金星が最大光度 -4.6等に達します。日没時の南西の空、地平線からの高度 10°前後のところで煌々と輝いています。さらに、29日(水)には金星が火星に 6°30' まで接近します。


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2010年9月16日木曜日

太陽系めぐり

このブログでたびたび紹介している 『ボストン・グローブ』紙の “ザ・ビッグ・ピクチャー” が、太陽系内のいろいろな場所の写真を集めています:

どれもすばらしい写真なのですが、4つだけ注釈を加えておきます:
  • 3番の写真は、太陽の近くから見た地球と月です。NASA の水星探査機メッセンジャーが今年 5月 6日に撮影しました。暗黒の宇宙空間で地球と月がよりそっています。
  • 24番の写真は、木星の発光現象です。左側は今年 6月 3日、右側は今年 8月 20日に発生したものです。木星の大気圏に彗星か小惑星が突入したものとみられています。
  • まれにしか発生しない珍しい現象と考えられてきましたが、このように短期間に相次いで観測されるとなると、考え直す必要があるのかも知れません。もともとわりと頻繁に起きている現象だったが、観測機器の性能向上や価格低下による普及のおかげで、発見される率が上がってきたのか。それとも、これまではまれな現象であったが、そうではなくなりつつある ―― つまり、太陽系内で天体衝突の発生頻度が上がってきているのではないか。おりしも 9月 8日から 9日にかけて、約 12時間のうちに 2つの小惑星が相次いで月の軌道の内側にまで入り込み、地球のそばを通過していくという「事件」があったばかりです (このブログの 8月 24日付記事「木星で発光現象」と 9月 8日付記事「2つの小惑星が地球に接近」を参照してください)。
  • 29番の写真は、土星の衛星タイタンの前を横切る衛星ディオーネ。靄(もや)のかかった大気に覆われ、地表がまったく見えないタイタンと、大気がないディオーネの違いがよくわかります。
  • 32番の動画は、土星の衛星エンケラドスの南極付近にある割れ目から氷の微粒子が噴き出している様子を撮したものです。30番と 31番もエンケラドスです。前者にも南極付近から噴き出している氷のジェットが写っています。背後に薄く帯状に伸びているのは土星の輪の一部です。

2010年9月15日水曜日

20億年前の原子炉

以下は、約 20億年前に存在した「原子炉」の痕跡の写真です。ウラン鉱床の中でウラン 235 が自然に臨界量に達し、核分裂の連鎖反応が繰り返されていました。現代の原子炉内でおきているのと同じ核分裂の連鎖反応が数十万年間にわたって持続していたとのことです。人が手を伸ばしている先にある黄色い岩石が「原子炉」の痕跡である酸化ウランです:

この天然原子炉が見つかったのは 1972年のことで、場所はアフリカ中部のガボン共和国にあるオクロ鉱山(地図)です。

オクロの天然原子炉の痕跡は、現在の原子炉から生み出される核廃棄物が地下に埋設された後、地質学的な長い時間の中でどのように変化するか、あるいは変化しないかを調べるための貴重な資料となっています。

詳しいことはウィキペディアの解説をお読みください:

タイトルは忘れましたが、SF 作家・豊田有恒氏の小説にオクロの天然原子炉を題材にしたものがありました。天然原子炉が発散した放射能や放射性物質が地球上の生物の進化を促進したという内容だったと記憶しています。