2022年11月30日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-280)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 11月29日13:00 付けで更新情報を出しています。
 
特異変動とPBF変動はともに継続中。完全終息が認められない現状では、極大と終息の関係から推定発生時期は計算できないので、CH34観測装置(八ヶ岳)のBT変動の周期にもとづいて発生時期(1月6日±3日)を算出しています。
 
特異変動 11/29 継続のため → 12/15±3 発生の可能性は否定
BT 周期的変化 経験則からは → 01/06±3 発生の可能性を示す
 
 [注] PBF変動(Periodic Baseline Fluctuation anomaly)= 周期的な基線のうねり変動で、典型的な地震前兆波形。BT変動(Baseline Thickness anomaly)= 基線の振幅が増大する変動で、M5.0 以上の地震の前兆として出現。
 
 
推定日2023年1月6日 ±3日
(PBFと特異変動の終息時期を確認して修正予定)
推定時間帯 09:00±3時間 または 18:00±3時間
推定震央領域 続報 No.345」所載の図2太線内
斜線の領域は火山近傍参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
 
 No.1778前兆については、串田氏が自身の著書にて言及したため、その後の経過を一般公開しているものです。No.1778前兆以外の地震予測については、「地震前兆検知公開実験」の参加者にのみメールまたは Fax で配信されています。
 
串田氏の地震予測手法と実績については以下をご覧下さい:
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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2022年11月29日火曜日

マウナ・ロア山が噴火 — ハワイ

 
(Wikipedia より引用)

現地時間11月27日23時30分(日本時間28日18時30分)ごろ、マウナ・ロア山(地図)の山頂で噴火が始まりました。同山が噴火するのは38年ぶりです。現時点では、主要な人口密集地に脅威はなく、避難命令も出されていません。米国地質調査所(USGS)の火山学者によると、マウナ・ロア山の噴火は、山頂から始まり、すぐに地溝帯に移動、他の場所には移動せず地溝帯にとどまる、というのが典型的なパターンだそうです:

USGSのハワイ火山観測所(HVO)が 28日07時20分(日本時間29日02時20分)に発表した "HVO/USGS Volcanic Activity Notice" には以下のような記述があります ——
 
マウナ・ロアの噴火は、山頂から北東地溝帯(Northeast Rift Zone)に移動し、そこでは複数の亀裂からいくつかの溶岩流が生じている。ハワイ標準時の午前6時30分ごろ、ハワイ火山観測所の職員は上空からの観測で、ハワイ火山国立公園内の高地に生じた亀裂から流れ出した溶岩が、マウナ・ロア気象観測所上部の斜面の溶岩流に流れ込んでいることを確認した。溶岩流は下方の地域社会を脅かしておらず、すべての兆候は噴火が北東地溝帯にとどまることを示している。火山ガスや、場合によっては微細な火山灰や火山毛(ペレの毛)が風下に流れる可能性がある。
 
 
 

海徳海山、変色水の範囲さらに広がる

 
8月20日付「海徳海山付近に変色水域」と、8月24日付「海徳海山に噴火警報」の続報です。

左が西海徳場、右が東海徳場
(海上保安庁「海域火山データベース」より)

西之島(地図)の南約125kmにある海徳海山(地図)では、今年8月に海面が変色しているのが確認され、「噴火警報(周辺海域)」が出されていましたが、今月25日におこなわれた海上保安庁の観測では、変色の範囲がさらに広がり、色も濃くなっていることがわかりました。

「当初と比較すると面積は100倍近くになり火山活動が加速度的に高まっているといえる。今後、軽石を噴出した1984年のような噴火活動になるおそれもあり、推移に注意が必要だ」(東京工業大学・野上健治教授):
 
上の記事にある1984年の噴火は、気象庁の資料によると中規模のマグマ噴火またはマグマ水蒸気噴火で、「3月7日~6月。噴火場所は東海徳場。海水変色(幅約10km、長さ約50km以上)、海面の盛り上がり、噴煙、軽石等の噴出」があり、噴火の規模は VEI 2 とされています。
 
気象庁が11月9日に発表した「海徳海山の火山活動解説資料(令和4年10月)」(PDF形式)には、「12日に海上保安庁が実施した上空からの観測では、海徳海山付近で直径約200mの円形の濃厚な黄白色の変色水が認められました。浮遊物は認められませんでした」と書かれています。
 
 
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2022年11月28日月曜日

小惑星 2022 WM7 が月と地球に接近

 
小惑星〝2022 WM7〟が 11月28日に月と地球に接近します。
 
2022 WM7 (2022年11月27日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)11月28日 11:16
 (地球)11月28日 11:24
接近日時 誤差
(月)±1 分未満
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)0.75 LD
(地球)0.20 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
11.6 km/s ≅ 4万2000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近
公転周期1404 日 ≅ 3.84 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2022年11月27日日曜日

キジが「ひぇぇぇ!!」と鳴く

 
キジ(雉)と地震の関係についての話題です。
 
「『ひぇぇぇ!!ひぇぇぇ!!』という普段の『けーん、けーん!!』という鳴き声とは明らかに違う鳴き声がしました。その数秒後、携帯電話の地震速報が鳴り、やや大きい地震が来ました」: 
 
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小惑星 2022 WO6 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2022 WO6〟が 11月22日から23日にかけて月と地球の近くを通過していたことが、11月26日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2022 WO6 (2022年11月26日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)11月22日 18:55
 (地球)11月23日 09:07
接近日時 誤差
(月)±3 分
(地球)±2 分
接近距離 (月)1.24 LD
(地球)0.83 LD
推定直径
4 ~ 10 m
対地球相対速度
7.4 km/s ≅ 2万7000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近2023年4月9日
公転周期277 日 ≅ 0.76 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2022年11月26日土曜日

遠州灘で深発地震、異常震域

 
11月25日16時05分ごろ、遠州灘(震央地図)で M4.8、震源の深さ 330km、最大震度 1 の深発地震がありました(速報値は M4.2、震源の深さ 320km でした)。
 
この地震では、震源に近い三重県、愛知県、静岡県では無感で、震源から遠く離れた福島県茨城県、栃木県、千葉県で震度 1 の揺れが記録されました(震度分布図)。沈み込んでいる海洋プレートのスラブに沿って揺れが遠方の地域に伝わる「異常震域」と呼ばれる現象です。
 
(図は防災科学技術研究所「AQUAシステム メカニズム解カタログ」より)
 
 
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新たな震源域か — 能登半島群発地震

 
「11月18日以降、これまで地震活動がみられなかった珠洲市南東部の富山湾周辺で一時的に地震が相次ぎ、19日には震度3を観測しました[注]。また震源の深さもこれまで10キロ以下だったのに対し、5キロ前後と浅くなっています」: 
 
 [注]11月19日23時34分ごろ M2.5、深さ 6km、最大震度 3(震央地図、速報値は M2.8、深さ 10km でした)

2022年11月25日金曜日

火星探査車パーシビアランスの着陸地点選定は誤りだった?

 
火星探査車パーシビアランスは、2021年2月にジェゼロ・クレーターに着陸して探査活動を続けています。このクレーターが着陸地点に選ばれたのは、そこにかつて湖があり、その水中に生命が存在した可能性があるからでした。ところが、これまでに調査された地点には、通常、水のある環境では変質してしまう鉱物が残っており、長期間にわたって液体の水を湛えた湖が存在していたことを示す痕跡が見つかっていないようです:

上掲の記事からの抜粋です ——

火星のジェゼロ・クレーターに探査車パーシビアランスが着陸したのは、同クレーターにかつて湖があったという広範な証拠、つまり、かつて火星の生命体が生息していたかもしれない液体の水の存在が主な理由である。そして着陸は成功し、近くの高地からクレーターに流れ込む川の三角州と思われる構造物の端に探査車は到達した。

しかし、本日発表された 3つの論文に掲載された探査車からの最初の 1年間のデータの要約は、パーシビアランスが水の楽園の証拠にまだ遭遇していないことを示唆している。その代わりに、すべての兆候は、探査車が調査したエリアでは浸水の程度が限定的で、水は凍結状態に近い状態であった可能性が高いことを示している。このことは、湖の堆積物が今後発見される可能性を否定するものではないが、「クレーターの中の湖」という言葉が示唆するほどには、生命にとって歓迎すべき環境ではなかったかもしれないのである。

重要な発見は、カンラン石と呼ばれる鉱物を豊富に含むおそらくは火山性の地層からもたらされた。地球上では、カンラン石は液体の水があると溶解したり変質したりするため、地殻の深い部分に限定される傾向がある。そして、それが火星でも起こっているという証拠がいくつかある。 これらの岩石に見られるカンラン石鉱物の約 4分の1 から半分が、水に触れることによって変質したようである。

しかし、それは半分以上がそうではないことを意味する。つまり、この岩石が水にさらされた時間は短いか、あるいは、水が氷点に近いような非常に冷たい環境であった可能性が高いことを意味している。

岩石中の他の堆積物は、その歴史の後半に冷たく高濃度の塩水によって残されたようである。このような塩水はすでに塩分で飽和しているため、カンラン石を溶かすことはできない。しかし、塩水は岩石の隙間に小さな硫酸塩の沈殿物を残した。また、過塩素酸塩のようなものもある。これは、その後の塩水によって残されたか、または風によって堆積し、大気中の水分を十分に吸収して岩石に溶け込んだ可能性がある。

 

サン・アンドレアス断層とハイウェイ25号線の20年

 
サン・アンドレアス断層とハイウェイ25号線が交差する地点(地図)の変化を 20年間にわたって撮り続けた写真集です。この地点では年間数 cm の速度で横ずれが続いています。ずれの速度は一定ではなく、速くなったり遅くなったりしているようです:
 

小惑星 2022 WR4 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2022 WR4〟が 11月22日に月と地球の近くを通過していたことが、11月24日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2022 WR4 (2022年11月24日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)11月22日 09:00
 (地球)11月22日 11:52
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)±2 分
接近距離 (月)1.62 LD
(地球)0.69 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
8.4 km/s ≅ 3万 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2033年12月31日ごろ
公転周期809 日 ≅ 2.22 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2022年11月24日木曜日

ニュートン力学や暗黒物質を否定する観測結果

 
10月26日に『王立天文学会月報』(Monthly Notices of the Royal Astronomical Society)に掲載された研究結果が、修正ニュートン力学(Modified Newston dynamics、MOND)を支持し、暗黒物質の存在を否定しています:

いくつかの近隣の星団における星の不均等な分布は、MOND の証拠を提供する可能性がある。MOND は、ニュートンに異議を唱え、暗黒物質の存在を否定する重力理論である。
 
天の川銀河系の星団を観測している天文学者が、ニュートンの重力法則に異議を唱え、宇宙に対する我々の理解を覆す可能性がある証拠を発見した。この不可解な発見は、暗黒物質の存在を完全に否定するという論争の的となる考えを支持する可能性がある。

研究者たちは、大きな銀河の中にある数百個までの星が緩く結合した星団を観測して、この証拠を発見した。散開星団は、その前後に「潮汐の尾」(tidal tail)と呼ばれる星の流れをともなっている。そのような星団では、宇宙空間を進む方向に存在する星の方が後方の星よりもはるかに多いことが研究者たちの観測から明らかになった。このことは、ニュートンの万有引力の法則に疑問を投げかけるものである。同法則では、前方と後方の「潮汐の尾」には同じ数の星が存在するはずだされる。

ヒアデス星団では、前方の「潮汐の尾」にある星の数が後方にある星より著しく多い。MOND を用いたコンピューター・シミュレーションでも、同様の図式が浮かび上がってくる。
 
MOND は多くの科学者に広く受け入れられていないため、今回の研究結果には賛否両論がある。
 

参考

2022年11月23日水曜日

ソロモン諸島で M7.0

 
11月22日11時03分ごろ、南太平洋のソロモン諸島で M7.0、震源の深さ 14km の地震が発生しました(震央地図)。報道が少ないのですが、現地では建物の損傷や停電が発生した模様です。ニュー・ヘブリデス海溝で発生した正断層型の地震とみられています。
 
以下は米国地質調査所(USGS)の試料にある "Tectonic Summary" からの抜粋です:

2022年11月22日に発生したソロモン諸島の地震は、オーストラリア・プレートと太平洋プレートの収束境界付近の浅いところで正断層が動いたことによって発生した。発震機構解は、走向が西で傾斜角の大きい正断層か、走向が北東で傾斜角の小さい斜交正断層と右横ずれ断層で破壊が起こったことを示している。地震発生地点では、太平洋プレートに対してオーストラリア・プレートが年速約 97mm で東北東に移動し、ソロモン海溝[注]から沈み込んでいる。

一般に、地震は地図上では点として描かれることが多いが、今回の規模のような地震では、より大きな断層面での滑りとして表現するのが適切である。今回の地震のような規模の正断層は、通常、約40km×20km(長さ×幅)である。

[注]ソロモン諸島の南岸沿いに概ね東西に伸びるソロモン海溝は、ウッドラック海嶺との三重会合点より西のニュー・ブリテン海溝と、東のニュー・ヘブリデス海溝に分けられます。
 
 
 

近畿圏中心領域大型地震 (続報-279)

 
 八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 11月22日15:00 付けで更新情報を出しています。前回の更新情報で 11月9日に終息したと報告された PBF変動が再出現、再々出現しています:
 
12/12 以前に発生の可能性は否定 前兆変動出現形態再考 以下の可能性を検討中
  1.  PBF 数日で終息し、11/28± 極大で再出現・特異 11/28± 終息の場合 → 12/15 ±3 発生
  2.  PBF 11/30 まで継続し終息・特異継続し 12/9± 終息の場合 → 12/30 ±3 発生
  3.  他
 
 [注] PBF変動(Periodic Baseline Fluctuation anomaly)= 周期的な基線のうねり変動で、典型的な地震前兆波形。
 
 
推定日12月15日±3日 または 12月30日±3日
(PBFと特異変動の終息時期を確認して修正予定)
推定時間帯 09:00±3時間 または 18:00±3時間
推定震央領域 続報 No.344」所載の図2太線内
斜線の領域は火山近傍参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
 
 No.1778前兆については、串田氏が自身の著書にて言及したため、その後の経過を一般公開しているものです。No.1778前兆以外の地震予測については、「地震前兆検知公開実験」の参加者にのみメールまたは Fax で配信されています。
 
串田氏の地震予測手法と実績については以下をご覧下さい:
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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2022年11月22日火曜日

カトラ山の近況 — アイスランド

 
アイスランド気象局に勤める地震学者のツイートから —— 
 
「左側の図: 今年 1月10日から今日までカトラ山(地図)で発生した地震。昨夜は火口東縁で M3.3 が発生した。右側の図: 2011年以降のカトラ山の地震活動。増加傾向にあるが、2016〜17年の活動をまだ下回っていることを示している。カトラ山の爆発的噴火は、(バイキングの)入植以来平均して50年前後に 1回起きているが、1918年以降は発生していない。」(文中の他動詞 "dwarf" が逆の意味に使われているようなので意訳しました。)
 
 
 

小惑星 2022 WM3 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2022 WM3〟が 11月19日から20日にかけて月と地球の近くを通過していたことが、11月21日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2022 WM3 (2022年11月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)11月19日 22:14
 (地球)11月20日 11:52
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)± 1 分未満
接近距離 (月)1.00 LD
(地球)0.51 LD
推定直径
6 ~ 13 m
対地球相対速度
6.4 km/s ≅ 2万3000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2023年4月13日
公転周期277 日 ≅ 0.76 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2022年11月21日月曜日

小惑星 2022 WJ1 が大気圏突入 (続報)

 
11月20日付「小惑星 2022 WJ1 が大気圏突入」の続報です。

地上の気象レーダーには、小惑星 2022 WJ1 が高度 850m に達するまで飛跡が映っていたそうです。また、NASA によると、破片のほとんどはオンタリオ湖に落下したが、小さな塊は陸地にまで到達した可能性があるとのことです。
 
 
 
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2022年11月20日日曜日

火星の日食

 
火星探査車パーシビアランスが 11月18日に撮影した複数の画像から作られた動画です。太陽の前を横切っているのは、大きさと形からして、火星の 2つの衛星のうち、大きい方のフォボスと思われます: 
 
 
 

異形の柿 大量発生 — 宮城県

 
宮城県南部の市や町で、大量の柿の実が丸くならず、いびつな形になる事象が起きています。

「変形は白石、角田両市と蔵王町で収穫前の 5割で確認。丸森町は 9割が被害を受けた」、「柿を栽培して 40年になるが、これほどの変形被害は初めてだ」、「明確な原因は不明だが、可能性の一つとして気象条件を挙げる関係者が多い」:
 
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小惑星 2022 WJ1 が大気圏突入

 
11月19日、小惑星〝2022 WJ1〟がアメリカとカナダの国境にまたがる五大湖上空で地球の大気圏に突入しました(写真)。発見から突入まで数時間しかありませんでした。多くの目撃報告がありますが、突入によって生じた火球の明るさのピークは −10〜−20等であったとのことです(満月の明るさは約 −12.5等)。
 
欧州宇宙機関(ESA)によると、小惑星が地球に衝突する前に観測を行うことができたのは、史上6回目だそうです。
 
下の表にある接近距離 0.015LD は、キロメートルに換算すると 5794km。これは地球の中心から測った距離で、地球の平均半径 6371km より小さいので、地球に衝突することを意味しています。
 
2022 WJ1 (2022年11月20日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)11月19日 17:32
接近日時 誤差
(地球)±1 分未満
接近距離 (地球)0.015 LD
推定直径
1 m
対地球相対速度
14.8 km/s ≅ 5万3000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期960 日 ≅ 2.63 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2022年11月18日金曜日

中国、また宇宙ゴミを撒き散らす

 
11月11日、中国は長征6Aロケットの2回目の打ち上げで、環境監視衛星「雲海3号」を高度約 840km の地球周回軌道に乗せました。しかし、長征6Aロケットの上段は、「雲海3号」を軌道に投入した後に空中分解(爆発?)し 50以上の破片に分裂してしまいました:
 
米国宇宙軍は、長征6Aロケットの上段が分解したことを 11月13日にツイッターで発表しました。発表によると、推定高度 500kmから 700km の範囲に少なくとも 50 の破片が散乱しており、追跡を継続しているとのことです。[参考: 国際宇宙ステーションの高度は約 400km です。]
 
地上からも多くの観測が行われていて、ロケットの破片が高速で回転し、太陽光を受けて周期的に閃光を放っている様子が観測されています。
 
破片は地球大気の分子がほとんどない高度を周回しているので、大気の抵抗によって破片が軌道から外れて落下するまでには、何年もかかるとみられています。
 
「雲海3号」衛星自体は無傷で、正常に機能しているもようです。
 
 
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応力を完全解放 — 東北地方太平洋沖地震

 
東北地方太平洋沖地震において断層すべりの最も大きかった海域で得られた掘削試料 —— 海底下深度約 177~80 m(プレート境界断層より以浅)からの3つの試料と深度828 m(プレート境界断層より以深)からの1つの試料 —— の応力計測をおこなった結果、 地震発生前までに蓄積された水平方向の応力が地震時にほぼ完全に解放されたことが明らかになったとのことです:
 

2022年11月16日水曜日

港にサンマの大群が押し寄せる — 北海道網走市、紋別市、雄武町

 
11月に入ってから、オホーツク海に面した北海道網走市(地図)、紋別市(地図)、雄武町(地図)などの港にサンマの大群が押し寄せています。

「珍しい現象かなと。毎年見られるものではないという感じ。(中略)研究者としても、それについて明確な理由は、なかなか現状では述べられないという状態」(水産研究・教育機構研究員):
 
 

源泉の温度低下、湯量減少 — 秋田県湯沢市

 
秋田県湯沢市の「秋の宮温泉郷」にある「鷹の湯温泉」(地図)で、源泉の温度が低下し湯量も減少しています。原因はわかっていません:
 
鷹の湯温泉のウェブサイトを見ると「当面の間、立ち寄り入浴 休業 させていただきます」となっています。
 
 
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2022年11月15日火曜日

アヒイ海山が噴火 — マリアナ諸島

 
マリアナ諸島のアヒイ海山(Ahyi、地図)が噴火したもようです。以下は、米国地質調査所・北マリアナ諸島火山観測所の発表です:
 
上掲発表の概略です ——
 
10月中旬から、ウェーク島の水中音響センサーが、海底火山の活動に一致する信号を記録し始めた。タヒチの地球物理学研究所と共同で、この水中音響信号とグアム島や日本の父島にある地震観測所のデータを組み合わせて解析した結果、この活動の発生源はアヒイ海山かその近辺であることが示唆された。さらに、11月6日の衛星画像には、アヒイ海山の位置で海面が変色しているのが写っている。この海域には他にもいくつかの海山があるが、これらのデータはアヒイ海山が噴火していることを強く示唆している。

水中音響信号は現時点でも継続しているが、検出された事象の数は過去3日間は減少している。

アヒイ海山は大きな円錐形の海底火山で、その山頂は海面から79m以内にあり、北マリアナ諸島のファラロン・デ・パハロス島(地図)の南東約18kmに位置している。過去の活動時には海面の変色が観測されている。
 
1979年には漁船の乗組員が山頂付近で衝撃を感じ、それに続いて硫黄を含んだ海水の湧昇があった。

2001年4月24日から25日にかけて、爆発的な海底噴火による地震波がツアモツ諸島(フランス領ポリネシア)ランギロア環礁の地震観測所で検出された。この震源はアヒイ海山の南麓を中心とする ±15kmの範囲にあり、海山の頂上はその範囲内にある。

2014年4月24日から5月17日にかけて、新たな噴火が、北マリアナ諸島の複数の火山に設置された地震計とウェーク島の水中音響センサーのアレイによって観測された。また、NOAA(国立海洋大気庁)のダイバーが、近くのファラロン・デ・パハロス島でサンゴ礁の調査を行っているときに爆発音を聞いたと報告している。この 2014年のアヒイ海山の噴火では、山頂付近に新たなクレーターが形成され、南東側の山腹には大きな地滑り地形が発達した。
 
 

三重県南東沖で深発地震、M6.4、異常震域

 
11月14日17時09分ごろ、三重県南東沖で M6.4、震源の深さ 362km、最大震度 4 の深発地震がありました(震央地図; 速報値では M6.1、深さ 350km とされていました)。
 
この地震では、震源に近い三重県や愛知県以西では無感で、震源から遠く離れた福島県双葉町、浪江町、茨城県つくばみらい市で最大震度 4 が記録されました。沈み込んでいる海洋プレートのスラブに沿って揺れが遠方の地域に伝わる「異常震域」と呼ばれる現象です。
 
(図は防災科学技術研究所「AQUAシステム メカニズム解カタログ」より)
 
 
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2022年11月13日日曜日

円形の断層が津波を起こす — トラップドア断層破壊

 
地震の規模に比べて不相応に大きな津波を引き起こす「鳥島近海地震」のメカニズムが解明されました。鳥島の北方100 kmほどにある海底火山・須美寿カルデラ(直径約8 km、地図)で、「トラップドア断層破壊」というカルデラ火山特有の地震現象が発生して、津波を引き起こしたことが原因とのことです。
 
「トラップドア断層破壊とは、カルデラ壁に沿って地中に伸びる円形の断層構造(環状断層)の破壊と,その直下でマグマを溜め込んだ水平な板状の割れ目(マグマだまり)の開口が同時に発生する連動現象」: 
 

クロチクが開花 — 福井県福井市

 
福井県福井市(地図)の民家でクロチクが花を付けています。
 
「黒竹は成長の段階で花を咲かせますが、気候などが、開花に関係しているかどうかはデータがない」(県総合植物園):
 
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2022年11月12日土曜日

トンガ・ケルマディック海溝で大型地震多発

 
11月9日からトンガ・ケルマディック海溝周辺で大型の地震が連続して発生しています(以下のリストで発生日時は日本時間です):

11月11日の地震を除く 4件は深発地震です。トンガ・ケルマディック海溝から沈み込んだ太平洋プレートのスラブ最深部で発生しています。発震機構解は正断層的です。
 
11月11日に起きた地震だけはタイプが異なります。太平洋プレートのアウター・ライズ付近で起きた逆断層型の地震です。海洋プレートは海溝で沈み込む際に、海溝の手前で下向きに折れ曲がるため、海洋プレートの浅い部分では伸張応力、深い部分では圧縮応力が働きます。この圧縮応力によって起きた地震だと考えられています。ある地球物理学者は "a deep compressional outer rise earthquake" と表現しています。
 
 
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リュウグウノツカイ捕獲 — 富山県富山市

 
11月11日早朝、富山県富山市水橋辻ヶ堂(地図)沖の定置網にリュウグウノツカイが入っているのが見つかり、生きたまま捕獲されました。体長約 4m。徐々に衰弱し、昼過ぎに死んだとのことです:
 

2022年11月11日金曜日

噴火口に石を落とす

 
結構大きな反応があります:
 
 
 

箱根山で火山ガス濃度上昇、一時避難

 
11月1日に続いて今月 2度目の避難騒ぎです。
 
箱根山の大涌谷園地(地図)では、 11月8日午前9時45分ごろから硫化水素ガスの濃度が基準値を超えたため、観光客を屋内退避させました。ガスの濃度が基準値以下に下がり退避が解除されたのは10時20分でした:
 
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2022年11月10日木曜日

原因不明の謎の揺れ — 新潟県新潟市、胎内市、新発田市

 
11月9日16時10分ごろ、新潟県新潟市、胎内市、新発田市など、広い範囲で揺れの報告が相次ぎました。新潟地方気象台はその時間に地震は観測されていないとしています:

専門家は、航空機による衝撃波と地下で行われた何らかの工事を原因の候補としてあげていますがどうでしょうか。10秒から15秒くらい揺れたとの証言があるので、衝撃波が原因とは考えにくいのではないでしょうか。また、複数の市にまたがる広い範囲で揺れが感じられたことから、地下の工事というのも可能性が低いのではないでしょうか。
 
また、この謎の揺れから1時間半後には茨城県南部を震源とする最大震度5強の地震がありましたが、専門家は関連がないとしています。
 
 
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近畿圏中心領域大型地震 (続報-278)

 
 八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 11月9日15:00 付けで更新情報を出しています:
 
前回の更新情報を公開した翌日の10月22日に PBF変動が再出現 → 前回の更新情報にあった 11月15日前後の地震発生は否定された。この PBF変動は 11月9日04時(11月9.2日)ごろに終息した。
 
[注] PBF変動(Periodic Baseline Fluctuation anomaly)= 周期的な基線のうねり変動で、典型的な地震前兆波形。
 
変動の極大には候補が 2つ: 9月3日と9月13日。
 
9月3日極大、11月9.2日終息とすると地震発生は 12月2日±2日; 9月13日極大、11月9.2日終息とすると地震発生は 11月28日±2 と算出される。
 
現在残っている特異変動がいつ終息するかによって発生時期が決まる。11月28日前後に地震発生の場合は 11月14日ごろに終息、12月2日前後に地震発生の場合は 11月17日ごろに終息。
 
 
推定日11月28日±2日 または 12月2日±2日
(特異変動の終息時期を確認して修正予定)
推定時間帯 09:00±3時間 または 18:00±3時間
推定震央領域 続報 No.343」所載の図1太線内
斜線の領域は火山近傍参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
 
 No.1778前兆については、串田氏が自身の著書にて言及したため、その後の経過を一般公開しているものです。No.1778前兆以外の地震予測については、「地震前兆検知公開実験」の参加者にのみメールまたは Fax で配信されています。
 
串田氏の地震予測手法と実績については以下をご覧下さい:
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-55)

 
高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の報告受付件数の表が 11月9日付で更新されています。
 
今回の更新では 7月から 10月分までの 4ヶ月分が新たに記入されていますが、報告があったのは 9月の「気象現象」のカテゴリーで 1件のみでした —— 「西の空が下から 2度、青く光った。音はなし。(南国市)」 
 
 
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アドリア海北部で M5.6

 
11月9日06時07分(日本時間15時07分)、アドリア海北部で Mw5.6、震源の深さ 8km の地震がありました(震央地図EMSA資料)。逆断層型の地震です。
 
テレビでは朝のニュース番組が生放送中でした。キャスターがかなり動揺しているように見えます。イタリア語のツイートには「最後の最後まで報道する義務を感じるアンカーマンの堂々とした姿・・・」と書かれていますが: 

 
 
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