2016年3月31日木曜日

吾妻山で火山性地震増加


吾妻山(地図)では3月28日から火山性地震が増え始め、30日から多い状態となっています:

吾妻山は去年5月にも火山性地震が多い状態となりましたが、その時に比べると今回はまだ少なめです:


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ユスリカ大量発生 ― 山梨県山中湖村


山梨県山中湖村にある山中湖(地図)で、ユスリカが大量発生しています。「今年は例年より多い」、「ユスリカで湖面が霞がかって見えることもある」:

山中湖では2014年にもユスリカの大量発生がありました:


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2016年3月29日火曜日

えびの高原硫黄山の火口周辺警報を解除


3月29日午前10時、えびの高原硫黄山(地図)の火口周辺警報が解除され、「噴火予報(活火山であることに留意)」に引き下げられました。「なお、硫黄山周辺の噴気と熱異常域の拡大は引き続き認められていますので、今後の活動の推移及び火口周辺では火山ガスに注意してください」:

なんだか釈然としない唐突な警報解除です。24日に新たな噴気や熱異常域が確認されたばかりです:

地元観光業界への配慮でしょうか。観光シーズンの到来やゴールデンウィークを控えて、解除のタイミングを失いたくなかったのかも知れません。火山性地震は減っているし、火山性微動もしばらく起きていない、解除するなら今だ!


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小惑星 2016 FU6 が地球に接近・通過


3月26日午前4時19分(日本時間)、小惑星〝2016 FU6〟が地球に0.47LDまで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は地球接近後の3月27日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は7m前後と推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速10.3km(時速約3万7000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 FU67 3月26日 04:19 0.47


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2016年3月28日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-88)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が3月28日17:00付で更新情報を出しています。前回予測した3月25日にピーク出現:

前回の更新情報では ――
  • CH17(八ヶ岳) ― 3月21日未明から連続糸状特異が出現、継続中。
  • CH21(八ヶ岳) ― 3月24日15:30から糸状に近い基線。
  • A1、A4(秋田観測点) ― 継続中。

  • 3月25日± は対応地震発生日ではなく、新たな極大の出現日である可能性。3月25日± にいずれかの観測装置に極大が現れるかを見極めた上で、発生日を推定する。

今回の更新情報のまとめです ――
  • CH17 ― 糸状特異が継続中。
  • CH20 ― 3月26日夜から弱い特異出現。
  • CH21 ― 3月25日(25.5日)にピーク出現、26日(26.5日)に糸状状態出現。

  • 3つの可能性 → (1)3月25日が極大、(2)3月26日が極大、(3)CH21の特異状態の中心(3月28日以降)が極大(明日以降にCH21が静穏化した場合)。現状で可能性が高いのは(1)。

  • 初現はCH17の連続糸状特異が出現し始めた3月21日(21.1日)。

  • 以上に経験則 [極大~発生]/[初現~発生]=13/20 を適用。

推定時期 (1)3月31日± に前兆終息の場合 → 4月2~3日
(2)4月2日± に前兆終息の場合 → 4月5日± 1日
(3)3月29日にCH21特異が静穏化した場合 → 4月9日±

4月3日以降に前兆終息の場合は別途計算予定。

推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照。
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


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広島市中心部にシカ出没


3月27日、広島県広島市(地図)の中心部にシカが出没しました。野生のオスで、体長約2m。28日午前0時ごろ、捕獲され山に返されたとのことです。「市中心部で目撃されるのは珍しく」、「川を泳いだり市街地を走ったり」:


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気象庁発表 「東海地震に関連する情報 第1号」


気象庁が発表する地震や火山に関する情報は種類が増えすぎて、収拾がつかなくなりそうです。今日発表された情報は、文末には「東海地震に関連する情報 第1号」とあります:


2016年3月27日日曜日

安政江戸地震を予知した狐憑き (補足)


3月26日付「安政江戸地震を予知した狐憑き」の補足です。『安政見聞誌』(著者は仮名垣魯文ほか)にも同じ主旨の話が載っています。こちらは、住所・人名が具体的で、地震後のことも書かれています:
牛込矢来下東次なる人物は、狐がついて10月2日の地震を予告し、自らは早々と避難した。東次が帰ってきて商売を始める頃には地震(余震)も収まり、狐も落ちていたという。

北原糸子著『地震の社会史 安政大地震と民衆』(講談社学術文庫、2000)より

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新たな噴気を確認 ― えびの高原硫黄山


えびの高原硫黄山(地図)で3月24日におこなわれた現地調査で、新たな噴気地帯が出現し、周辺より高温の熱異常域となっていることが確認されました。場所はこれまで確認されていた噴気地帯の南東側:


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2016年3月26日土曜日

安政江戸地震を予知した狐憑き


安政江戸地震は旧暦・安政2年10月2日(西暦1855年11月11日)午後10時ごろに江戸を襲った直下型の大地震で、マグニチュードは6.9~7.4、震央は荒川河口付近(おおよそ現在の葛西臨海公園や東京ディズニーランドのあたり、他説あり)で、死者1万人、負傷者は数千人と推定されています。

以下は『時雨迺袖』(著者は畑銀鶏)に載っている逸話です。概略を現代語に直してみました:
牛込(地図)のあたりに一人の狐憑きが住んでいた。(地震前日の)10月1日、不意に「明日2日の夜には天変があるから、私は4~5日帰って来ません。皆さんも早く避難してください」と口走ってどこかへ走って行ってしまった。後に残った近所の人たちは、また狐憑きが変なことを言い出したと笑っていたが、(狐憑きが言ったとおりに)例の大地震が起きたので、皆、肝をつぶしたということだ。(峰崎慶順という医師の話である。)

狐憑きが住んでいた牛込は、震央から約12kmです。

『時雨迺袖』の原文は、『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)を参照しました。


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緑色彗星と随伴彗星が地球に記録的接近 (続報)


3月23日(日本時間)に地球に接近した〝P/2016 BA14〟のレーダーや赤外線による観測結果が公開されています:

観測の結果、この彗星の直径は約1km、自転周期は35~40時間。表面は暗く、太陽光の3%しか反射しておらず、天文学者は「新鮮なアスファルト」に例えています。

最接近時の地球との接近距離は350万kmで、観測史上3番目の記録とのことです(以前の記事では「第2位の記録」と書きましたが、誤りだったようです)。


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2016年3月25日金曜日

井戸水の濁りと味で安政江戸地震を予知した侍


安政江戸地震は旧暦・安政2年10月2日(西暦1855年11月11日)午後10時ごろに江戸を襲った直下型の大地震で、マグニチュードは6.9~7.4、震央は荒川河口付近(おおよそ現在の葛西臨海公園や東京ディズニーランドのあたり、他説あり)で、死者1万人、負傷者は数千人と推定されています。

以下は、『安政見聞誌』(著者は仮名垣魯文ほか)に載っている逸話です。概略を現代語に直してみました:
某大名家家臣の侍が本所(地図)あたりの屋敷に住んでいた。10月2日の朝、気づいたことがあって藩の重役に会い、「今朝、井戸水が濁り、塩気がありました。これはきっと大地震の前兆です。地震があれば土蔵は崩れる心配がありますので、お預けしている荷物をお返しください。どうかご用心ください」と申し出た。重役は腹の中ではおかしなことを言う奴だとあざ笑いながらも、荷物を侍に渡した。荷物を受け取って帰った侍は、同僚やその他の者にも大地震が起こることを告げた。しかし、皆、そんな事はあるわけがないと誰も取り合わなかった。その夜、大地震があり重役の土蔵は崩れ落ちた。侍の言葉が適中した。侍を笑った者たちは恥じ入った。幸いにも火災にみまわれることはなかったが、もし火災にも襲われていたら一物も残らなかったであろう。

侍の住んでいた本所は震央から約6kmです。

『安政見聞誌』の原文は、『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)を参照しました。

古代ギリシャのピタゴラスも井戸水の味で地震を予言しています:


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神津島で低周波地震と傾斜変動


伊豆七島の神津島(地図)で、3月23日8時10分ごろ、9時36分ごろ、24日1時48分ごろに、天上山(地図)付近のごく浅いところを震源とする低周波地震を観測。23日08時10分には傾斜計に天上山方向がわずかに上がるような変動が記録されました:


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2016年3月24日木曜日

高知の桜開花遅れる


19日の福岡と名古屋を皮切りに、東京や大阪でも平年より2~8日早い桜(ソメイヨシノ)の開花が報じられていますが、これまでに何度も全国最速を記録してきた高知の開花がなぜか遅れています。「今季、高知市のお城の標本木はこの10年で最も遅い開花となりそうだ」:


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【追記あり】 近畿圏中心領域大型地震 (続報-87)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が3月24日16:00付で更新情報を出しています。3月中の地震発生は否定。3月25日± は発生日ではなく、新たな極大が発生する見込み:

前回の更新情報の時点で残存していた前兆は ――
  • No.1778前兆 ― CH21(弱い特異状態)
  • No.2710前兆 ― A1(基線幅増大)、A4(断続的微弱な特異)、CH34(短時間の下ぶれ小ピークのみ出現) (Aで始まる観測装置は秋田観測点のもの)

今回の更新情報のまとめです ――
  • CH21(八ヶ岳)の特異状態は継続中。24日15:30からは糸状に近い基線。数時間以内に終息するようには見えない。発生推測日の3月25日が26日にずれるとしても、24日夕刻までには終息するはず。

  • CH17(八ヶ岳)に、3月21日未明(21.1日)から連続的糸状特異が出現。現在も継続中。

  • 秋田観測点の前兆(A1、A4)も継続中。

  • 以上の前兆状況から3月25日± は対応地震発生日ではなく、新たな極大の出現日の可能性。

  • 3月25日± が新たな極大、八ヶ岳CH17に糸状特異が出現し始めた21.1日を初現として経験則を適用すると、4月2.4日± が算出される。

  • 3月25日± にいずれかの観測装置に極大が現れるかを見極めた上で、発生日を推定する。

串田氏は更新情報の末尾に、「通常の地震前兆とは全くことなる観測歴上最長継続で非常に特殊な前兆出現形態であるNo.1778は、最終段階でも簡単ではないようです」と書いています。一般に公開されているのがNo.1778(とNo.2710)だけですので、それだけを見ている方々が串田氏の地震予測とはこの程度のものと否定的印象を持たれることを懸念しています。


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2016年3月23日水曜日

雲で安政江戸地震を予知した丁稚


3度の大地震を経験、3度目は予知した人」(3月20日)とその補足(3月21日)では、夜空の様子から安政江戸地震を予知した人の話を紹介しました。安政江戸地震は旧暦・安政2年10月2日(西暦1855年11月11日)に江戸を襲った直下型の大地震で、マグニチュードは6.9~7.4、震央は荒川河口付近(地図、現在の葛西臨海公園や東京ディズニーランドのあたり)とされています。当時の江戸は世界でも有数の人口を誇り、瓦版や書物などの出版業者が多数存在したため、地震の被害や前兆などについての記録が多数残されています。

以下は『安政見聞誌』(著者は仮名垣魯文ほか)に載っている逸話です。概略を現代語に直してみました:
10月2日の夕方、駒込白山下(地図)にあった質屋で、丁稚が雨戸を閉めるために2階に上がった。しばらくして2階から下りて来ながら「今夜きっと地震があるに違いない。強く揺れるだろう」とつぶやいた。これを聞きとがめた番頭が「縁起の悪いことを言う奴だ」と叱ったが、そのままにしていた。その夜、大地震が起こり、家や蔵が破損したが、質屋の者は皆無事であった。7日間野宿した後、家屋の仮修繕が終わってもとの家にもどりほっと安堵したところで、番頭が丁稚の言ったことを思い出し、主人に告げた。主人も不思議に思って丁稚を呼んで尋ねた。

丁稚の答えは次のようであった ―― 私の父親は信州の者で、善光寺開帳の時の地震を経験しております。その父がいつも申していたのですが、「夕方、西の方に白い雲が霞のようにたなびき、東の方には藷(いも)のような雲が出ていた。そうしたらその夜、大地震が起きた。またしばらくして、同じような雲が東西に出たので、家財道具を広い場所に運び出し、竹林に身を潜めていたところ、また大地震が起きた」ということです。去る10月2日、2階に上がったところ、父が話していたのと同じ雲が出ているのが見えたので、思わず地震が来るに違いないとつぶやいてしまったのです。

『安政見聞誌』の原文は、『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)を参照しました。質屋のあった駒込白山下は震央から約15km、丁稚が雲を見たのは発震の数時間前になります。


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準惑星ケレスに謎の輝点 (続報-6)


これまでで最も高解像度の画像が公開されました。何かがキラキラ光っているようです。

 Image Credit:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA/PSI/LPI
(クリックで拡大)

今年2月に撮影された1画素あたり35mのモノクロ画像に、昨年9月に撮影されたカラー画像を重ね合わせたものです。この輝点は、直径92km、深さ4kmの Occator クレーターの中央部にあります:


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ベルギーの原発から従業員が退避 (続報-2)


ベルギーの原子力規制当局の広報担当者(複数)は次のように述べています ―― 「原子炉の運転に絶対に必要な人員だけが施設内に残っている。他の職員は自宅待機している。予見できる将来において、ベルギー国内の原子力発電所は週末レベルの(少ない)職員数で運転を続ける。これは、許可されていない人物が原子力発電所に近づけないようにするための措置である。施設内で作業する職員の素性や経歴はすべて入念にチェックされているが、念には念を入れるためである」、「今朝の一連のテロ事件以降、原子力発電所は軍の警備が強化されている」:

テロリストが原子力発電所の破壊を狙っているという情報があることに加えて、原子力発電所の職員の中にテロリストまたはその賛同者がいる可能性を排除できていないためにとられた措置のようです。


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2016年3月22日火曜日

ベルギーの原発から従業員が退避 (続報)


念のための措置のようです。ベルギー国内の2つの原子力発電所 ― Doel 原子力発電所(地図)と Tihange 原子力発電所(地図) ― の職員のうち、原発の運転に必須でない職員は当局からの要請により施設外に退避したとのことです。原発の運転は継続中。ベルギーの原子力規制当局のスポークスマンは「原発に直接の脅威が迫っているわけではない」、「今回の措置は新たな情報と今日発生した事件にもとづいてとられた。追加の警備対策がとられ、原発を安全に運転するに必要な職員以外は退避した」と述べています:


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ベルギーの原発から従業員が退避


詳細はまだ明らかではありませんが、ベルギーの公共放送VTMが伝えているとのことです:

数十人が殺害されたテロ攻撃との関係が示唆されています。


【追記あり】 近畿圏中心領域大型地震 (続報-86)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が3月21日17:00付で更新情報を出しています。前兆が終息しないまま、3月25日±に地震発生となる可能性あり:

今回の更新情報のまとめです:
  • 残存している前兆

    • No.1778前兆 ― CH21(弱い特異状態)
    • No.2710前兆 ― A1(基線幅増大)、A4(断続的微弱な特異)、CH34(短時間の下ぶれ小ピークのみ出現) (Aで始まる観測装置は秋田観測点のもの)

  • 3月3日から、No.1778前兆とNo.2710前兆で基線から下向きの小ピークが同期して出現中(上向きのピークは流星や航空機による反射)。CH21は3月21日に小ピークの出現なし。17日か19日が最終ピークで、24日までに終息の可能性。CH34は3月21日にも小ピーク出現。

  • 一連の小ピークは主極大-副極大の関係にあるように見える。1番目と2番目のピークが主極大-副極大の関係、2番目と3番目のピークの関係では2番目が主極大、3番目が副極大、以下同様。

  • 一連の小ピークに、主極大と副極大の出現間隔から地震発生時期(または次の極大)を求める経験則(注)を適用すると、すべてが3月25日±を示す。

  • 以上の認識が正しいとすると前兆は3月25日まで継続する見込み → 前兆終息確認から発震時期を求める経験則は使えない。

  • No.1778前兆(第14ステージ)とNo.2710前兆が共に3月25日±を示しており、対応地震発生の可能性を否定できない。


推定時期 3月25日±1日

(1)前兆が3月25日まで継続出現する可能性あり。そのため、前兆終息で地震発生時期を計算、確認することができない。その一方で、3月25日±の発生を否定するような前兆は現れていないため、3月25日±を否定できない。

(2)3月27日までに地震発生がない場合は、3月25日±に次の極大が出現する可能性あり。その場合は地震発生はさらに先になる。

推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照。
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)




[主極大~副極大]/[主極大~発生]=1/k
(kは3~4の範囲、平均は3.7)

今回の更新情報ではグラフの下に「3/7:1」との記述が複数ありますが、「3.7:1」の誤りと思われます。


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イエローストーンでM7.2とM6.3


Surprise? 驚かせてごめんなさい。1959年8月のことです。この時、イエローストーン国立公園(地図)で何が起きたのか。当時、パーク・レンジャーをしていて地震発生時に公園内のレンジャー詰所にいた男性が回想しています:

深夜、現地時間で8月17日から18日に日付が変わるころ、イエローストーン国立公園でM7.2(深さ約10km、USGS資料、上記記事ではM7.5となっています)の大地震が発生、さらに夜が明けてからM6.3(深さ10km、USGS資料)が発生しました。

元パーク・レンジャーの男性が語っていることを整理すると以下のとおりです:
  • イエローストーンの西部で大規模な山崩れが発生。崩落した土砂がマディソン川をせき止めて湖が誕生した。

  • 崩落した土砂はキャンプ場も埋め尽くした。少なくとも30数名のキャンパーが死亡したとみられるが、正確な人数はわかっていない。彼らは、未だに数千トンの岩石や土砂の下に埋まったままだ。

  • 有名な間欠泉・オールドフェイスフルの噴出周期が地震によって数分間長くなった。その他の間欠泉でも周期の伸びたものがあった。新しく噴出を始めた間欠泉や、それまでに比べて非常に活発に噴出するようになった間欠泉もあった。

  • その他にも様々な地質学的変化があったと言われたが、すべてが真実というわけではなかった。最高峰のグランド・ティトン山が14インチ(約35cm)ほど高くなったとか、4フィート(約1.2m)ほど隆起したといった話もあったが事実ではなかった。

結局、この大地震ではイエローストーンは噴火の兆候を見せませんでした。今後、この規模の地震が再びイエローストーンで発生した場合、マスコミはスーパー噴火の可能性を喧伝し、大騒ぎをして不安をあおり立てることでしょう。そんなとき、この記事を思い出していただけると良いのではと思い、このブログで採り上げました。


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2016年3月21日月曜日

3度の大地震を経験、3度目は予知した人 (補足)


3月20日付「3度の大地震を経験、3度目は予知した人」の補足です。

太陽や月の色がふだんと違う、滲んで見える、暈を伴っているなどが地震の前兆とされることが多く、これは大気中に何か(帯電エアロゾルなど)が漂っていることを思わせます。ところが、『安政見聞録』に記録された武家屋敷の老僕の証言は、「大地震が起きる前は空がとても近く見え、星の輝きがいつもの倍になる」というもので、逆に空気が非常に澄みきっていたことを示唆しています。

『震雷考説』という当時の書物にも「九月下旬空低く星大きく顕れ」という記述があり、老僕の話と合致しているようです(安政江戸地震が発生したのは旧暦10月2日)。

地震の前に空気の透明度が増すようなことがありうるのでしょうか。この点について、池谷元伺・大阪大学名誉教授は著書『地震の前、なぜ動物は騒ぐのか』(NHKブックス[822]、1998)で次のように述べています:
きらめく星空、大きな明るい月――静電集塵機作用
空が澄んだ空気に満ち、「きらめく星空」が現れると地震が起こるという。雲や霧の発生とは逆の前兆報告である。[中略] 地震の前に生じる地上の電荷の電場によって、埃を集める自然の電気集塵機の作用で空が掃除され、きらめく星空が現れたと考えてもよい。

兵庫県南部地震(1995年1月17日、阪神淡路大震災)の前兆を集めた『前兆証言 1519!』(弘原海清著、東京出版、1995)に載っている「空と大気の異常」に関する証言にも、少数派ですが大気が澄んでいたことをうかがわせるものがあります。もちろん、真冬という季節的なものもあるでしょうが:
16日[中略]神戸から関空へは船で行きましたが、六甲山の山並みから神戸の町がとても美しく、空気が澄み渡ったようなきりりとした感じで見えておりました。

1月16日[中略]東の空から昇る不思議な月を見ました。それは大きくて形容しがたいのですが、ギラギラと光るとでも申しますか一瞬ドキッとする輝きでした。今まで45年間見たこともない月を目の前に、主人とも話しましたがホント初めてで気持ちが悪いなと話しながら帰りました。

1月16日月が異常に輝くのをみて、息子と共にどうしてだろうと話し合いました。

地震の前に空気は濁っているのか、澄んでいるのか。矛盾した証言があるのは、大気が濁った状態から澄んだ状態へ、あるいはその逆に比較的短時間で変化するからかも知れません。『安政見聞録』には地震直前の空の様子が次のように書かれています:
この時天色朦朧として、半天に雲覆ひ、星の光り近く見ゆ

『安政見聞録』と『震雷考説』の文言は、『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)から引用しました。



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2016年3月20日日曜日

3度の大地震を経験、3度目は予知した人


国立公文書館の「今月のアーカイブ」に、安政江戸地震(1855年、M7.0~7.1、推定最大震度6)の惨状を記録した『安政見聞録』と『安政見聞誌』がカラー図版で紹介されています。

2ページ目から3ページ目にかけて、武家屋敷の老僕が安政江戸地震を予知して主家を救ったという話が載っています。この老僕はそれまでに越後三条地震(1828年、M6.9、推定最大震度7)と善光寺地震(1847年、N7.4、推定最大震度7)を経験しており、「大地震が起きる前は空がとても近く見え、星の輝きがいつもの倍になる」ことから大地震の発生を予知して準備をしていたとのこと:

この老僕が経験した3つの大地震はいずれも内陸の直下型地震である点が共通しています。

空が澄んで星がキラキラときれいに見えるのは冬空ではよく経験することです。そのせいかとも思いましたが、太陽暦で、三条地震は12月、善光寺地震は5月、江戸地震は11月の発生ですので、少なくとも善光寺地震には当てはまりません。


福岡県の地震空白域


大きな被害のあった2005年3月20日の福岡県西方沖地震から11年。この地震は玄界灘に伸びる警固断層帯の北西部(海域)で発生しましたが、同断層帯の南東部(陸域)は動きませんでした。昨年末から、北西部と南東部が接続する博多湾周辺で有感地震が目立つようになってきました。「専門家は、05年に動かなかった警固断層帯の南東部(陸側)が動く予兆とも考えられるとして注意を呼び掛けている」、「そろそろ断層が動く準備を整えてきた証しと考えられる」:

地震調査研究推進本部は、警固断層帯の南東部が動くとM7.2程度の地震が発生すると予測しています:

以下の図は、2005年3月20日から2016年3月18日までの間に発生したM0.0以上の地震の震央を示したものです。玄界灘から大分県との県境まで北西-南東方向に伸びる地震多発帯のうち、福岡市から朝倉市(地図)付近までがスッポリと抜け落ちたように空白になっています。海域から南東に向かって伸びている地震多発帯が、博多湾の海岸線でピタリと止まっているのも印象的です:

(クリックで拡大)

震源分布図の作成には地震活動解析システム(TSEIS)を使用しました。TSEISは気象庁により決定された地震カタログを使用しています。同システムについては以下を参照してください:
  • 鶴岡 弘. WWWを用いた地震情報検索・解析システムの開発.情報処理学会研究報告;データベースシステム115-9, 情報学基礎 49-9, 65-70 (1998)


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2016年3月19日土曜日

光冠現象 ― 東京都 (続報)


先日の「光冠現象 ― 東京都」で紹介した『朝日新聞』の記事では「大気中の水分による陽光の屈折」としていましたが、以下のNHKの報道によると大気中に漂う花粉が原因の「花粉光環」の可能性もあるようです:

海外で撮影された花粉光環の写真です:


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蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)


「蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)」という名の場所に住みたいと思う人はあまりいないと思いますが、住宅地として造成され、多数の死者を出す土砂災害(平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害)に見まわれました:


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「地震雲」ツイート急増


3月17日夕刻から18日未明にかけて、「地震雲」を報告するツイートが急増しました。以下のグラフは、Yahooのリアルタイム検索で「地震雲」をキーワードとしたときに表示されるものです:



以下は当日撮影された「地震雲」の例です。天気が下り坂の時には上層の湿度が上がり、飛行機雲が残りやすくなります:

「地震雲」ツイートの急増は2月23日前後にも起きています。


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2016年3月18日金曜日

緑色彗星と随伴彗星が地球に記録的接近


2つの彗星が相次いで地球に接近します。

3月21日午後10時51分(日本時間)、木星族の周期彗星〝252P/LINEAR〟が地球に13.9LD(約530万km)まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。彗星の地球接近距離としては第5位の記録になります。現時点では南半球でしか見られませんが、予想を上まわる速さで増光し、すでに6等級の明るさに達しているとのことです。この彗星は、C2(2原子の炭素)ガスを放出しているため緑色を帯びています:

続いて3月23日午前0時31分(日本時間)、周期彗星〝P/2016 BA14(PANSTARRS)〟が地球に9.21LD(約350万km)まで接近します。非常に小さく暗い彗星ですが、彗星の地球接近距離としては第2位第3位の記録になるそうです。この彗星は前者〝252P/LINEAR〟とほぼ同じ軌道を持つ随伴彗星とみられています:

これまでで最も地球に近づいた彗星は、その軌道を計算した数学者の名前をとって〝Lexell's Comet〟と呼ばれています。1770年7月1日に地球に220万kmまで近づきました。フランスの天文学者メシエは、彗星のコマは満月の4倍以上に広がり、明るさは2等級であったと書き残しています。


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2016年3月17日木曜日

歌詞が現実になる? (その6)


2010年10月27日、〝Beginner〟という曲のCDが発売されました。作詞は秋元康。歌ったのは AKB48。2010年の邦楽で1位にランクされました。この曲の歌詞には、後に起こる出来事を暗示するような言葉が鏤められていました:

曲の発売から135日後の2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生。東日本大震災です。この未曾有の大災害では、「想定外」という言葉が飛び交いました。曰く、あの場所でMw9.0が起きるとは想定していなかった、あの高さの津波は想定していなかった、云々。津波に襲われた街々は一切合切を海に持ち去られ、安全神話という煙幕を纏っていた原子力発電所では3基もの原子炉があっけなくメルトダウン。
昨日までの経験とか
知識なんか荷物なだけ

津波を逃れて高台に避難した人々の目の前で、家々が崩れ流されて行きました。「後に何も残さないよ」、「伏せた目を上げた時に 0(ゼロ)になる」。すべてを失ってしまった人たち。「僕らは生きているか?」、「明日も生きていたいか?」、「あんな思い 2度と嫌だと」。

地震学者らは「わかったふりして 知ったかぶりで」、「失敗して 恥をかいて」。

安全神話を振り撒いて世間を欺いてきた「原子力村」の鉄面皮たちは、「怖いもの知らず 身の程知らず」、「何もできない」、「ちゃんとできない」、「すぐにできない」。

結局、彼らは〝Beginner〟にすぎなかったのかも知れません。


(完)


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小惑星 2016 EN156 が地球に接近


3月19日午後6時10分(日本時間)、小惑星〝2016 EN156〟が地球に1.56LDまで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は3月13日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は8~17mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速7.86km(時速約2万8000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 EN1568~17 3月19日 18:10 1.56


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2016年3月16日水曜日

光冠現象 ― 東京都


3月15日、東京都内各地で光冠(光環)現象が見られました。「大気中の水分による陽光の屈折で現れる光の輪


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2016年3月15日火曜日

小惑星 2016 EM156 が地球に接近


3月16日午後3時23分(日本時間)、小惑星〝2016 EM156〟が地球に1.38LDまで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は3月14日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は8~18mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速9.01km(時速約3万2000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 EM1568~18 3月16日 15:23 1.38


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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波打つ地面と延びる地面


リグリア海に面したイタリア北部の街(地図)で撮影された現象です。海の波がドックの下に入りこむと広場の敷石が持ち上げられるのだそうです。持ち上げられた敷石があまりにもきれいに元の状態に戻るのが不思議(不自然?)ですし、人が近づかないように置かれている柵も、その目的の割にはお粗末すぎます:

中国・東晋の干宝(西暦336年没)が怪異な出来事や事物について編纂した『捜神記』には、地面が延びる話が載っています。以下は、『捜神記』(竹田晃訳、平凡社ライブラリー 322、2000)からの引用です:
周の隠王二年四月、斉の国(山東省)で突然地面が延びはじめ、長さ一丈あまり、高さ一尺五寸に至った。『京房易伝』にこう出ている。
「地面が急に延びる現象の占い。春と夏には吉であることが多く、秋と冬には凶であることが多い」

「地面が延びる」とはどういう現象を指しているのでしょうか。「長さ一丈あまり、高さ一尺五寸」と書かれていることから、おそらく尾根状に地面が盛り上がったということだと思われます。周の時代の1丈は2.25m、1尺は22.5cm、1寸は2.25cmだそうですから、長さ2mあまりにわたって地面が約30cmほど隆起したということではないでしょうか。


秋田駒ヶ岳で火山性地震増加


秋田駒ヶ岳(地図)で、3月12日から14日にかけて火山性地震が増加しました。最大は12日に発生したM1.8:

秋田駒ヶ岳は1970年から71年にかけて、溶岩流出をともなうマグマ噴火を起こしています:


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2016年3月14日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-85)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が3月14日16:00付で更新情報を出しています。No.1778前兆とNo.2710前兆に主・副極大が同期して出現、3月25日±を示唆:

前回の更新情報では ――
  • No.2710前兆は、No.1778前兆と同じ地震活動に対応する別形態前兆群である可能性が高い。

  • 3月中旬までに前兆が終息した場合は、3月22日±2日に対応地震発生の可能性あり。

今回の更新情報では ――
  • 3月3日を主極大、3月10日を副極大とする変動が、No.1778前兆(CH21特異)とNo.2710前兆(A4特異、A1基線幅増大)に同期して出現 → 両前兆が同一地震に対応する前兆である認識が正しいと言える。過去に類似例もある。

  • 主極大と副極大に関する経験式から、両前兆は3月25日±を示唆している。

  • 3月14日現在、No.1778前兆ではCH21の特異のみ残存。No.2710前兆では、糸状特異が続いていたCH17は正常基線を記録する時間が長くなっている。秋田観測点はA1の基線幅増大変動のみとなっている。

  • 明確な前兆終息が確認できているわけではないが、状況証拠的に3月25日±が示唆されている。

推定時期 3月25日±1日
(3月22日±に前兆が終息することが条件。終息しない場合は、地震発生はより先になる。観測データを再精査して続報予定。)
推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照。
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)



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