八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月20日16:30付けで更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.212 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 5月26日または5月27日の可能性 (5月24日夜の段階で前兆継続の場合は再考・修正) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが、上記が考えやすい |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状 (5月20日夕刻現在) ― CH21の前兆が終息していない
- CH17(八ヶ岳) 5月20日に短時間だが糸状特異が断続的に出現
- CH21(八ヶ岳) 特異前兆が継続中 (更新情報冒頭のグラフ参照)
▼ 考察
- 前回の更新情報で「5月20日昼前にCH21前兆が静穏化し正常基線を記録するようになった場合は、5月23日± に対応地震が発生する可能性がある」としたが、CH21の基線は20日午前までに正常基線に復帰しなかった → 5月23日以前に対応地震が発生する可能性は完全否定できる
- 5月20日、CH17に短時間ながら糸状特異が断続的に出現
- CH21の特異が終息していないため、今回のCH17の再出現は直前特異ではないと判断
- CH17は5月5.6日の極大では糸状特異が顕著であったが、5月11.6日の極大では糸状特異が終息していた → 今回の糸状特異の微弱な出現は5月5.6日極大に対する前兆期間Taa(前兆初現~終息)内と判断される → 5月25日以前(5月25日を含む)の地震発生の可能性は否定
- 対応地震発生が5月26日だとすると、CH17の特異は5月21日午前まで出現する可能性がある
- CH21の特異がいつ完全終息するか、観測を継続
- 5月22.5日に静穏化 → 5月26.3日に対応地震発生
- 5月23.3日に静穏化 → 5月27.3日に対応地震発生
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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