2025年3月9日日曜日

千島海溝 M9 クラスのひずみ蓄積の可能性

 
北海道沖の千島海溝では、海側と陸側のプレートが非常に強く固着している部分があり、すでに M9 クラスの巨大地震を引き起こしうる程度まで「ひずみ」の蓄積が進んでいる可能性があることが、海底に GPS の観測点を設置する方法で 2019年から 5年間にわたって調査した結果判明したとのことです:

 

NASA の予算 大幅削減か

 
トランプ政権が NASA の科学関連予算を 50% 削減するかもしれない、という報道が出ています。削減の対象となるのは、政権が目の敵にする気候変動関連や炭素削減関連の研究・開発が中心となるようです:
 
記事からの抜粋です(Google翻訳、一部修正・補足)——
 
ホワイトハウスの提案に詳しい複数の関係者によると、NASA の「科学ミッション部門」への削減は最大 50 パーセントになる可能性があるという。これらの情報筋は、決定は最終的なものではなく、NASA の科学プログラムへの削減がそれよりも少なくなるシナリオもあることを強調した。しかし、その目的は科学予算を削減することだ。

「この予算では、NASA の科学プログラムと支出を 50% 削減し、誤った炭素削減システムの支出と地球気候変動プログラムを削減することも提案している」と、(ホワイトハウス管理予算局の局長に最近任命された)ラッセル・ヴォート氏の組織は 2022 年12月に発表した報告書に記している。
 
たとえ NASA の地球科学予算がゼロになったとしても、科学予算全体を半分に削減すれば、惑星科学やその他の研究分野への資金が大幅に削減される。NASAは難しい決断を迫られるだろう。おそらくボイジャーや火星のキュリオシティ探査機、さらにはハッブル宇宙望遠鏡などの長期ミッションの中止も含まれるだろう。土星の衛星タイタンへのドラゴンフライ探査機や危険な小惑星を探す NEO サーベイヤー・ミッションなど、開発の後期段階にあるミッションは救えるかもしれない。しかし、太陽系を探査する意義ある新しいミッションを開始することは不可能で、惑星探査は 10 年遅れる可能性がある。
 
この削減は、宇宙の商業化、つまり(イーロン・マスク氏率いるスペース X 社などの)民間セクターから利用できるサービスをさらに購入できるようにするという政権の目標とも矛盾しているようだ。そのため、最も大きな削減は、民間サービスを購入する能力が最も低い機関の科学部門に課されることになる。情報筋によると、NASA は全体で約 25 パーセントの予算削減に直面する可能性があるという。
 
もちろん、大統領の NASA 予算案は、議会との交渉の出発点にすぎない。大統領は予算の優先順位を定めるが、実際に予算額を定めて支出を承認するのは議会だ。しかし、これまでのところ、米国議会はトランプ大統領の政策の優先順位に反対する意欲をほとんど示していない。さらに、NASA の主要科学センターの多くは、カリフォルニア、メリーランド、ニューヨークなど民主党寄りの州にあり、現在の議会ではあまり力を持っていない。
 
——
 

断層ルートをイオン測定で解明

 
福井県の高校生の研究です。湧き水などのイオン濃度を調べることで断層ルートを調査し、鯖江市周辺の殿上断層が 2本の断層からなる断層帯を形成していると結論づけたとのことです:

上の情報には詳しいことが書かれていませんが、先行研究と思われる以下の論文とポスターが参考になります。殿上山断層周辺では炭酸水素イオン、鯖江断層ではフッ化物イオンの濃度が高いことを利用して断層がどこまで伸びているかを追跡しています:
 

Daieishō 大栄翔


米国オハイオ州にあるデニソン大学(Denison University)で火山学を教える Erik Klemetti Gonzalez 博士の Bluesky へのポストです:
 
「三月場所が近づいてきました。私は大胆に言って、大栄翔が天皇杯を勝ち取るだろうと言います。確かに、彼の相撲はちょっと単調ですが、みんなが他の三役力士のことを話題にしていて、彼のことは話題にしていないので、彼はきっと奮い立っているでしょう。彼はとても安定しています。」(Google翻訳)

March Sumo Tournament is coming up. I'm going out on a limb and saying that Daieishō will win the Emperor's Cup. Sure, he's a little one-dimensional in his sumo, but I bet he's fired up that everyone is talking about all the other Sanyaku rikishi and not him. He's been so consistent.

— Dr. Erik Klemetti Gonzalez (@erikklemetti.bsky.social) 2025年3月8日 23:17

2025年3月8日土曜日

地震祭

 
陰陽道には数十種類の祭祀があったそうです。中でもよく知られているのは健康や長寿を祈願する「泰山府君祭」ですが、地震を避けるための「地震祭」というのもありました。平安時代後期の関白・藤原忠実は日記に次のように記しています:
 
今日戌の剋許り、地震祭を行う。三条亭において此の事あり。陰陽師家栄。今日より余精進す。但魚は服す。籠祭なり。
 
前の月に京都で大きな地震が 2度あったので、さらなる地震の災厄を防ぐために自邸において陰陽師・賀茂家栄(かものいえよし)に地震祭を行わせたということです。「戌の剋」は午後8時±1時間。陰陽道の祭祀は暗い時間帯に行なわれることが多かったのだそうです。
 
参考書籍: 『陰陽道の発見』 山下克明著、NHKブックス、2010
 

焼岳で傾斜変動

 
3月4日付「焼岳の噴火警戒レベル引き上げ」の続報です。
 
焼岳(地図)では、3月3日から火山性地震の多い状態が続いています(焼岳の日別地震回数表)。3月8日2時16分ごろに発生した火山性地震の後に、山頂方向が上がる傾斜変動が観測されたとのことです:
 
関連記事
 

ロシアのロズウェル事件

 
1986年1月29日、日本の北海道の対岸、ロシア極東の沿海州ダルネゴルスク(地図)近くの「611 高地(Height 611)」に正体不明の物体が墜落し、奇妙な物質からなる残骸が回収されました。地元の人々によると、地上半マイル(約800m)上空を飛ぶ燃えるような赤い球体が突然地上に墜落したということです()。
 
「UFO は丸く、突起や穴はなく、ステンレス鋼に似た金属でできているように見えた」、「現場で燃えている火を電気溶接に例えた目撃者が多かった」、「地元の人々は(中略)クレーターに降り立ち、説明のつかない化学組成を持つ異世界の金属液滴(metallic droplets)を採取した」、「謎の物質を切断できたのはダイヤモンドの鋸刃だけだった」、「分析の結果、この物質は『金属ガラス』構造であることが分かった」:
 

落雷の瞬間

 
特に、川か水路のようなところに落ちた結果がすごいです:
 
 
 

衝突確率低下 — 小惑星 2024 YR4 (続報-6)

 

3月6日までの観測データでは、小惑星 2024 YR4 の衝突確率がさらに低下して 0.0012%(1/83000)となりました:
 
以下は最新の予報です:

2024 YR4 (2025年3月7日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)2032年12月22日 17:33
 (月)2032年12月23日 00:07
接近日時 誤差
(地球)± 3時間41分
(月)± 3時間13分
接近距離(Nominal 最も可能性の高い距離) (地球)0.701 LD
(月)0.035 LD
接近距離(Minimum 最短の場合の距離) (地球)0.245 LD
(月)0.003 LD
推定直径
43 ~ 96 m
対地球相対速度
13.3 km/s ≅ 4万8000 km/h
初観測から地球接近まで
次の地球接近
公転周期1458 日 ≅ 3.99 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
 関連記事

2025年3月7日金曜日

サハラの眼

 
「サハラの眼」(地図)は、アフリカ北西部の砂漠の中にある同心円状の地質構造で、「アフリカの眼」とも呼ばれますが、「リシャット構造(体)」が正式の名称のようです。直径おおよそ 50km。その成因については、隕石の衝突、火山の侵食、アトランティスの遺跡、エーリアンの建造物など、諸説ありましたが、現在はドーム状の隆起構造が侵食された結果という解釈に落ち着いているようです:

以下は記事からの抜粋(Google翻訳、一部修正)です ——
 
当初、科学者たちは、円形であることから隕石の衝突によって形成されたと推測した。しかし、より詳細な分析では、衝突地点でよく見られる衝撃を受けた石英や溶けた岩石の証拠は見つからなかった。火山のカルデラではないかと示唆する者もいたが、火山岩が見つからなかったため、この仮説も棄却された。
 
最近の研究では、より複雑な地質学的プロセスが指摘されている。リシャット構造は、数百万年かけて浸食された巨大な岩のドームの痕跡であると考えられている。研究者によると、このプロセスは、約1億年前、超大陸パンゲアの分裂時に始まった。

時間の経過とともに、上昇するマグマが堆積岩の層を押し上げ、ドーム状の構造を形成した。一般的な火山とは異なり、このプロセスでは噴火が起きなかった。代わりに、風と水の浸食の力によって徐々に地形が形作られ、今日見られる独特のリング状のパターンが現れた。硬い岩と柔らかい岩の交互の層が異なる速度で浸食され、アフリカの眼を形成する息を呑むような同心円を残したのである。
 
——

2025年3月6日木曜日

水面の黒い塊 — ネス湖

 
ネスコの怪獣かもしれない「何か」を通りがかりの男性が目撃し撮影しました。場所はネスコの北端部に近いドーレス・ビーチ(地図)。日付は定かではありませんが、最近のことと思われます。報告によると、目撃は数分間続き、怪獣の体の一部が水面上に現れたとのことです。当日は、湖面が完全に穏やかで、目撃に理想的だったと言われています。
 
「ジョンという名前だけが公表されているこの男性は、Google Pixel 8 Pro を使用して、水面近くでネッシーの体の一部とされるものを撮影した」:
 
 
 
関連記事
 

小惑星 2025 EX1 が月と地球に接近

 
3月6日から 7日にかけて、小惑星〝2025 EX1〟が月と地球の近くを通過します。
 
2025 EX1
(2025年3月5日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)3月6日 19:51
 (地球)3月7日 01:22
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.45 LD
(地球)0.57 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
5.6 km/s ≅ 2万 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2030年6月18日ごろ
公転周期460 日 ≅ 1.26 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年3月5日水曜日

Mount E

 
これ、れっきとした日本の山です。気象庁の常時観測火山です:
 
世界には K2 という有名な山もあります:
  • K2 (Wikipedia)

日本大地震の噂 — 香港

 
7月に日本で大地震が起きるとの噂が広まり、香港ではその時期の日本への旅行を控える動きがでているとのことです。発端はたつき諒氏の著書や、香港の風水師の「日本・韓国の地震リスクが 6~8月に高まる」という予言だそうです:
 
 

太陽活動の地震への隠れた影響

 
筑波大学と産業技術総合研究所による論文を紹介している記事です:
 
抜粋・テキトー訳です ——
 
最近の研究では、太陽や月が地震活動に影響を与えるかどうかが調査されている。一部の研究では、潮汐力や電磁効果が地球の地殻、核、マントルと相互作用し、地震のパターンに影響を与える可能性があることが示唆されている。
 
筑波大学と産業技術総合研究所の研究者が主導し、AIP Publishing の Chaos 誌に本日(3月4日)発表された新しい研究では、地球の気候、特に太陽熱によって引き起こされる気温の変化が地震活動に影響を与えるかどうかが調査されている。これは、太陽黒点活動と地震パターンの関連性を発見し、因果関係の可能性を示唆した 2022年の研究に基づくものである。
 
研究者らは、数学的および計算的手法を使用して、地震データを太陽活動記録や地球の表面温度と併せて分析した。その他の発見の中でも、彼らは、地球の表面温度をモデルに組み込むと、特に浅い地震の予測がより正確になることを見い出した。
 
この研究結果は、太陽熱が地球表面に伝わることで、わずかではあるが地震活動に影響が及ぶこと、また太陽活動予測を詳細な地球温度モデルに組み込むことで地震予測に役立つ可能性があることを示唆している。
 
——
 
 
抜粋・テキトー訳です ——
 
この研究は、太陽活動と地震の因果関係を確立した過去の研究に基づいているが、科学者らは今や、太陽から地球表面への熱伝達という特定のメカニズムを特定した。
 
従来の地震学は主にプレート運動とひずみエネルギーの蓄積に焦点を当てていたが、今回の研究では、太陽の影響を受ける環境要因が、そのエネルギーがいつ放出されるかを決定する上で補助的な役割を果たす可能性があることを示している。

研究者らは、地球の地震活動パターンの季節変動や、地表温度と地震発生の関係など、複数の証拠を調べた。地震記録の広範なデータセットを太陽活動と地表温度の測定値とともに分析することで、意味のある相関関係を特定した。

このアプローチは、電磁気効果や潮汐力が太陽活動と地震を結び付ける可能性があると示唆した以前の理論とは異なる。代わりに、この熱伝達仮説は、太陽と地震イベントのより直接的で測定可能なつながりを与えるものである。

おそらく最も説得力があったのは、地震予測モデルに地球の表面温度データを組み込むと、より正確になるという発見である。これによる改善は、震源が浅い地震で特に顕著であった。
 
タイミングの要素は特に示唆に富んでいた。研究者らは、太陽黒点活動の遅れを考慮すると地震の予測可能性は変化し、地球のシステムを通じて熱が伝達される予想時間と一致していることを見い出した。
 
研究者らは、地震パターンの季節変動を調べることで、地震活動が年間を通じて一定ではないことを発見した。この季節変動は、地下水の動き、降雨パターン、岩石の熱膨張など、太陽熱の影響を受ける環境要因が地震の誘発に役割を果たしているという仮説を裏付けている。

この研究では、太陽活動と地震の関係における「かなりの非決定性」についても言及されている。これは、太陽熱が地震活動に寄与しているものの、主な原因ではなく、多くの要因の1つとして機能していることを示している。 

——
 

小惑星 2025 EW が月と地球に接近

 
[3月6日追記: 最新のデータに更新しました(青字)]
 
3月6日から 7日にかけて、かなり大きな小惑星〝2025 EW〟が月と地球の近くを通過します。非常に低速です。
 
2025 EW (2025年3月5日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)3月6日 19:03 19:04
 (地球)3月7日 07:42 07:44
接近日時 誤差
(月)± 4  ± < 1
(地球)± 7  ± < 1
接近距離 (月)0.37 LD
(地球)0.92 LD
推定直径
10 ~ 22 9 ~ 21 m
対地球相対速度
3.4 km/s ≅ 1万2000 km/h
初観測から地球接近まで3 日
次の地球接近2031年2月10日ごろ
公転周期437 日 ≅ 1.20 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年3月4日火曜日

2025 は驚きの数

 
2025 は …
  • 平方数 45×45=2025
  • 2つの平方数の積 9²×5²=2025
  • 3つの平方数の和 40²+20²+5²=2025
  • 1から9までの立方の和 1³+2³+ … +8³+9³=2025
 


小惑星 2025 EL が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 EL〟が 3月3日から 4日にかけて地球と月の近くを通過しました。
 
2025 EL (2025年3月3日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)3月3日 20:53
 (月)3月4日 04:00
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.89 LD
(月)0.57 LD
推定直径
4 ~ 9 m
対地球相対速度
12.0 km/s ≅ 4万3000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2040年11月16日ごろ
公転周期311 日 ≅ 0.85 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

小惑星 2025 EK が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 EK〟が 2月28日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 3月3日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 EK (2025年3月3日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)2月28日 14:56
 (地球)2月28日 21:43
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.22 LD
(地球)0.68 LD
推定直径
5 ~ 12 m
対地球相対速度
10.0 km/s ≅ 3万6000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期1392 日 ≅ 3.81 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

近畿圏中心領域大型地震 (続報-330)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 3月3日21時00分付けで「続報 No.398」(PDF形式)を出しています ——
 
「 Stage-32 PBF特異継続 極大修正 → 3/3.5 極大認識
PBF特異極大 3/3.5 の場合 3/12±3 示す
← 対応地震発生の可能性有 」
 
前回の更新情報 
 
Stage-31 が示した期間内の 3月1.0日を中心として CH26 観測装置と CH20 観測装置に同期してPBF特異の極大が現れた。CH32 観測装置にも同じ時間帯に変動が集中。

現況 
 
PBF特異が継続しているため、極大時期を見直し。3月3.5日が極大の可能性。
 
3月3日午前中から CH26 観測装置の基線が弱い BT(Baseline Thickness、基線幅増大)となっている。3月2日と 3月3日に CH34 観測装置にも基線幅増大が観測されている。 
 
推定 
 
初現  2月26.8日、極大 3月3.5日に経験則[初現~地震発生]:[極大~地震発生]= 20:13 を適用すると 3月12日±3日が算出される。

「今後の観測で 3/12±3 以前の可能性や、3/12±3 に極大が出現した場合は続報させて頂きます。」
 
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
  
 
 [注]特異変動と BT変動については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料 』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日 3月12日±3日の可能性
この時期に極大が出現した場合は上記時期否定、続報予定
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.398 」所載の図3参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は極めて低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
群発的な活動の可能性もあり
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
関連記事
 

焼岳の噴火警戒レベル引き上げ

 
気象庁「焼岳の火山観測データ」より(クリックで拡大)

3月4日09時20分、長野県と岐阜県の県境にある焼岳地図、標高 2455m)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き上げられました。焼岳では 3月3日午後から山頂付近を震源とする火山性地震が増加しています:
 
焼岳が最後に噴火したのは 1962年から63年にかけてで、中規模の水蒸気噴火でした。
 
 
関連記事
 

2025年3月3日月曜日

オーストラリア北東部で M4.4

 
3月1日20時32分(日本時間)、オーストラリア北東部のクイーンズランド州で M4.4 の地震が発生しました(震央地図)。ジオサイエンス・オーストラリアは MLa4.5、震源の深さ 8km と発表しています(MLa は local Australian magnitude)。人的被害は出ていない模様ですが、停電が発生しました。多くの日本人が訪れるケアンズやサンシャイン・コーストなどでも揺れを感じたとのことです。
 
震源が浅かったせいか、震源地周辺では多くの人が大きな爆発音(loud explosion、explosion noises)が聞こえたと報告しています。 動画によると短時間の強い揺れがあったようです:

 
 

ブルー・ゴースト月面着陸成功

 
米国テキサス州に本拠を置くファイアーフライ・エアロスペース(Firefly Aerospace)社が 1月15日に打ち上げたブルー・ゴースト(Blue Ghost)月面着陸機が、3月2日17時34分(日本時間)に月の「危機の海(Mare Crisium)」に無事に軟着陸しました。同社は月面への軟着陸を完全に成功させた史上初の民間企業となりました。ブルー・ゴーストには NASA の観測装置 10 基と、ファイアーフライ社の従業員全員の名前が刻まれた銘板が搭載されています:
 


2025年3月2日日曜日

ゼレンスキー大統領

 
まるで暴力団の事務所で親分や幹部連中に取り囲まれて恫喝されているようです。ホワイト・ハウスはもはやブラック・ハウスなのかもしれません。
 
「ゼレンスキーは戦争中の指導者であり、ロシアの攻撃で国民が苦しみ、死んでいくのを毎日見ている。このような残虐行為を犯している戦争犯罪人の独裁者を擁護するトランプとバンスに説教され、嘘をつかれるのは、想像を絶する苦痛だろう。アメリカの永遠の恥だ」
 

Zelensky is a wartime leader watching his people suffer and die under Russian attacks every day. To be lectured and lied to by Trump and Vance, as they defend the war criminal dictator committing these atrocities, is unimaginable agony. An everlasting shame for America.

[image or embed]

— Garry Kasparov (@garrykasparov.bsky.social) 2025年3月1日 4:15
 
「グレン:なぜスーツを着ていないんだ?あんたはこの国の最高レベルのオフィスにいるのに、スーツを着ることを拒んでいる。多くのアメリカ人が、あんたが大統領府に敬意を払わないことを不満に思っているんだぞ」
「ゼレンスキー:この戦争が終わったら、コスチュームを着るつもりだ。たぶん、君のようなものをね。いや、もっとましなものかもしれない」
 

GLENN: Why don't you wear a suit? You're at the highest level in this country's office & you refuse to wear a suit. A lot of Americans have problems with you not respecting the office. ZELENSKYY: I will wear a costume after this war will finish. Maybe something like yours. Maybe something better.

[image or embed]

— Aaron Rupar (@atrupar.com) 2025年3月1日 3:22
 
「ホワイト・ハウスでのウィンストン・チャーチル ... 戦争中なのでスーツを着ていない」
 

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-171)

 
米国イエローストーン国立公園の 2月の状況です。
 
2月3日深夜にスティームボート間欠泉(地図)の噴出が発生しました。今年最初の大噴出です。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月3日 72
 
 
2月の地震活動は通常のレベルでした。42件の地震が観測され、最大は 2月11日に発生した M2.6 でした。群発地震は2回発生し、2月1日から8日にかけて 18件、最大 M1.6、2月11日に 11件、最大 M2.4 でした 。
 
イエローストーン・カルデラでは、10月以降、約 2cm の沈下が記録されています。この沈下パターンと沈下率は、2015年から 2016年にかけて始まった傾向が続いているものです。
 
昨年の夏の終わり以降、ノリス間欠泉盆地付近では、わずかな(1cm 未満)沈下が観測されています。
 
 
 

サントリーニ島近海群発地震、活動低下

 
ギリシャのサントリーニ島(地図)北東の海域を中心に続いていた群発地震は、その発生頻度とマグニチュードが低下しています。島外に避難していた住民も帰還し始め、閉鎖されていた学校も 3月4日から再開されるとのことです。
 
「専門家委員会が現状を評価し、アニドロス海域の地震活動がここ数週間で大幅に減少していると判断した」、「サントリーニ島と近隣の島々の学校は、同地域での地震活動の活発化により約1か月間閉鎖されていたが、3月4日火曜日に再開される」: 
 
関連記事
 

2025年3月1日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-329)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 3月1日17時00分付けで「続報 No.397」(PDF形式)を出しています ——
 
「 Stage-31が示した 3/1.0 PBF特異極大観測 Stage-32へ
PBF特異初現 2/26.8 が正しい場合 3/5(~3/7)を示す
← 対応地震発生の可能性有 」
 
前回の更新情報 
 
Stage-31 が 2月27日~3月2日を示す。この期間に対応地震発生か次の極大出現の可能性。

現況 
 
Stage-31 が示した期間内の 3月1.0日を中心として CH26 観測装置と CH20 観測装置に同期してPBF特異の極大が現れた。CH32 観測装置にも同じ時間帯に変動が集中。
 
推定 
 
初現  2月26.8日、極大 3月1.0日に経験則[初現~地震発生]:[極大~地震発生]= 20:13 を適用すると 3月5日±2日が算出される。3月4日以前の可能性は考えにくい
ため、3月5日(~3月7日)に対応地震発生(または新たな極大出現)の可能性となる。

3月5日(~3月7日)に新たな極大変動が観測されない限り、この時期が 16年8ヶ月継続した №1778 前兆の対応地震発生推定時期となる。
 
3月5日(~3月7日)地震発生が正しい場合は、CH32 観測装置の特異変動と CH26 観測装置のPBF特異 は 3月4日朝まで断続的にでも継続する可能性あり。
 
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
  
 
 [注]特異変動については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料 』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日 3月5日(誤差 3月7日まで)
3月5日以降も変動継続の場合や 3月5日~3月7日に極大出現の場合は上記を否定、 続報予定。
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.397 」所載の図4参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は極めて低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
群発的な活動の可能性もあり
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
関連記事