2016年8月31日水曜日

カトラ山で最大級の地震 ― アイスランド


アイスランド南部にあり、同国で最大級かつ最も危険な火山の1つとされているカトラ山地図)が不穏な動きを示しています。

8月29日午前1時30分(現地時間)ごろからカトラ・カルデラ内で群発地震が始まり、その後、M4.5とM4.6の地震が発生しました。この規模の地震がカトラ山で発生するのは39年ぶりです。カトラ山の噴火間隔は平均約50年。最後の噴火からすでに98年が経過しています:

その後、地震活動は静穏化していますが、付近の河川で二酸化硫黄と硫化水素の濃度が上昇しており、住民は河川に近づかないように警告されています。今後、氷河が融解するなどして河川の水量が急激に増える危険性も指摘されています:

アイスランド中央部にあり、2014年夏から2015年春にかけて噴火を続けていたバゥルザルブンガ(バルダルブンガ、Bárðarbunga)・カルデラ(地図)でも、8月30日からM3.8を筆頭に地震が続発しました:

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