2011年1月6日木曜日

鳥の落下・大量死 広がる

このブログの 1月 4日付記事 「鳥の落下と魚の大量死 ― アーカンソー州」 の続報です。12月31日から 1月 1日にかけて米国・アーカンソー州で起きた鳥の落下・大量死ですが、その後、ルイジアナ州、ケンタッキー州、イリノイ州、さらにはスウェーデンにまで広がっています:

管見の限りでは、これまでに死んだ野鳥から鳥インフルエンザ・ウィルスが検出されたとの報道はありません。

下記の記事によると、鳥類や野生生物の大量死はそれほど珍しい現象ではなく、米国では昨年後半(6月から 12月 12日までの集計)だけで 90件の記録があるとのことです:

私が思い出すのは、一昨年(2009年)の夏に日本で起きた「空からオタマジャクシが降ってきた」騒動です。それまでにも起きていたさほど珍しくない現象がひとたびメディアに取り上げられると、その現象はニュース・バリューがあるという認識が広まって一般からメディアへの通報が増え、それがメディアの報道を過熱させ、さらに一般からの報告が増える ・・・ という循環が起きていたように思います。今回の鳥類の大量死の件や、昨年末に神奈川県で起きた「黒い砂・粉末が降ってきた」件にも相通ずる点があるように思います。


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