2011年8月3日水曜日

エトナ山の噴火と時計が15分進む怪現象


長靴の形をしたイタリア半島のつま先に位置するシチリア島では、エトナ山(地図)が活発な噴火活動を続けています。7月最後の週末には、今年になって8回目の噴火を起こしました:

このエトナ山があるシチリア島では、6月からデジタル時計の表示が15分あるいはそれ以上進むという不可解な現象が起きているとのことです:

ある日、多くの人が始業時刻よりも早く出勤したために、島中の時計が進んでいることがわかったのだそうです(ふだんは始業時刻を守らない人が多いということ?)。15分進む現象が現れるのはデジタル時計やパソコンのクロックに限られていて、アナログ時計は影響されていないとのこと。

時計が進むという現象の存在自体を疑う報道もありますが、さまざまな原因が取りざたされています ―― エトナ山の噴火、エーリアン、ポルターガイスト、太陽の爆発現象、海底ケーブルに起因する電磁気妨害などなど。また、この世の終末の前兆と見なしたり、時間にルーズなシチリア人を懲らしめるための陰謀だと考えたりする人もいるようです。過去には、エトナ山の噴火にともなって周辺の電子設備が発火したことがあったそうなので、今回の時計が進む現象も、エトナ山の噴火にともなう何らかの電磁気的な作用が原因なのかも知れません。

SF好きの私としては、エトナ山の噴火の衝撃によって、島全体の時空がずれて15分未来にタイム・スリップしたと考えたいです(笑)。


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