八ヶ岳南麓天文台(地図)の
串田嘉男
氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 7月26日13時00分付けで「続報 No.422」(PDF形式)を出しています —— 推定時期、推定領域、推定規模に変更はありません。
現況
CH20観測装置とCH26観測装置に顕著特異変動とPBF特異変動が継続して出現。
考察
CH20とCH26の顕著特異変動の極大認識に変更なし → 9月1日±2日に対応地震発生の可能性が示唆される状況に変更なし。
- CH20: 初現4月26.5日、極大6月8.2日 → 8月30日±3日
- CH26: 初現3月21.0日、極大5月18.2日 → 9月03日±3日
(経験則 [初現〜地震発生] : [極大〜地震発生] = 20:13 で算出)
9月1日±2日に対応地震発生となる場合は、CH20観測装置とCH26観測装置の変動が8月5日±3日ごろに終息する可能性が計算される。
トカラ列島近海の群発地震について
「トカラ列島近海群発地震活動は過去には検知されておりませんでしたが今回は過去とは比較にならないほど顕著な活動のためか、八ヶ岳のCH15・CH04を中心に特異変動で良好に検知され、日々、観測情報で状況を配信し続けてきました。変動ピークと活動ピークは7~10日で相関有。」
「今回の群発は高知観測点・秋田観測点には検知されず、八ヶ岳のみに検知されました。特異変動の震央からの距離が関係している可能性有。また図4のとおり、7/1から変動検知観測装置がCH15からCH04に移行しましたが、Tmap=7日となる7/8から図6のとおり、群発地震の各地震の震源深さが一気に浅く変化しました。非常に興味深い観測データが得られています。」
[注]「特異変動」については『
FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料 』(PDF形式)の 9ページを参照してください。
推定日 | 9月1日±2日 今後の観測で修正の可能性 |
推定震央領域
|
更新情報「
続報 No.422
」所載の図3参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域 |
推定規模 | 単発ではM8.0±0.3、複合ではM7.3+M7.4 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
|
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
関連記事
-
近畿圏中心領域大型地震
(13年4月17日)
- 能登半島地震は予報されていた (24年1月3日)
-
日向灘の地震は予報されていた
(24年9月2日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-344) (25年4月12日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-345) (25年4月16日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-346) (25年4月19日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-347) (25年4月25日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-348) (25年4月26日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-349) (25年5月1日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-350) (25年5月11日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-351) (25年5月16日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-352) (25年5月23日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-353) (25年6月11日)