東北大学と東京大学の研究成果です。
- 北海道〜関東で沈み込む太平洋プレートから鉛直上方に伸びる「前弧地震帯」を発見。
- 前弧地震帯では、プレートから脱水、その水が上昇。上昇した水がプレート境界の固着を弱め、スロースリップを引き起こすことで、プレート境界での大地震の破壊拡大を食い止めている。
- 上昇した水は浅い断層での地震を誘発、直下型地震の帯を形成。特に関東地方では、この前弧地震帯が陸域下に入り込み、首都直下の活発な地震活動に関わっている可能性がある。
太平洋プレート沿って「地震のカーテン」 染み出た水、岩盤に影響かhttps://t.co/bfZ8SuTl57
— 毎日新聞 科学環境チーム (@mainichikagaku) July 11, 2025
地震ビッグデータから「前弧地震帯」の存在が見えてきたと東北大などのチームがサイエンスに発表。深部ではスロースリップを起こし巨大地震を抑制。一方、浅部では首都直下地震を誘発する恐れがあると pic.twitter.com/LIrMMexprX