2025年7月11日金曜日

「地震のカーテン」前弧地震帯を発見

 
東北大学と東京大学の研究成果です。
  • 北海道〜関東で沈み込む太平洋プレートから鉛直上方に伸びる「前弧地震帯」を発見。
  • 前弧地震帯では、プレートから脱水、その水が上昇。上昇した水がプレート境界の固着を弱め、スロースリップを引き起こすことで、プレート境界での大地震の破壊拡大を食い止めている。
  • 上昇した水は浅い断層での地震を誘発、直下型地震の帯を形成。特に関東地方では、この前弧地震帯が陸域下に入り込み、首都直下の活発な地震活動に関わっている可能性がある。