2010年4月30日金曜日

小惑星 2005 YU55 が地球近傍を通過


4月 19日に、小惑星 2005 YU55 が地球から 約 230万キロメートルのところを通過していきました。このとき、NASA のジェット推進研究所では、プエルト・リコにあるアレシボ電波天文台の電波望遠鏡を使って 2005 YU55 の形状と軌道を詳しく観測しました:

レーダー画像の解像度は 1画素あたり 7.5 メートルです。この画像から、2005 YU55 は球状で、直径約 400 メートルあることがわかりました。

2005 YU55 は地球にとって潜在的脅威となる天体に分類されています。今回の接近期間中に得られた高精度のレーダー観測データによって、これまで 2005 YU55 の軌道につきまとっていた不確定さの 約50% を払拭することができました。その結果、少なくとも今後 100年間は 2005 YU55 が地球に衝突する可能性が全くないことが判明しました。


【追記】 この小惑星は 2011年11月にも地球に接近します。2011年9月14日付「小惑星 2005 YU55 が再び地球接近」と 2011年10月27日付「航空母艦サイズの小惑星 2005 YU55 が地球接近」を参照してください。


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