2010年4月13日火曜日

多数のヘビが出現 ― 広東省広州市

中国・広東省広州市(地図)近郊の村に約 400匹のヘビの群が現れ、地震の前触れではとの不安が広がっています:

広東省では月曜日に調査チームを編成し、住民がヘビを捕獲するのを支援しているとのことです。広東省の地震専門家は、ヘビの移動と地震とは関係がないと語っています。

一方、ヘビの専門家は、この種のヘビは、広東省など中国南部ではなく浙江省などの中国東部でみられるもので、危険である(毒を持っている?)と述べています。村では、24時間対応の治療所を設けていますが、これまでのところ被害は出ていないとのことです。

暖かくなる時期ですので、冬眠からさめたヘビが現れてもおかしくはないと思いますが、数が多く、またこの地域ではふだん見かけない種類だとなると、警戒すべきかも知れません。


【2010年4月14日追記】
このヘビ出現の件は、人為的な原因によるものでした。以下の記事にあるように、毒ヘビ 500匹を放したとして、兄弟 2人が公共の安全を脅かした容疑で逮捕されました。2人は、村の有力者との間でトラブルがあり、その復讐としてヘビを放したとのことです。ヘビは、市場で食用・薬用として売られていた “short-tail pit viper” と呼ばれるマムシの一種。有毒ですが、村人への被害はなかったということです。どのようなトラブルであったかは、明らかにされていません。
【追記終わり】