2009年2月22日日曜日

ストリートビューに写ったもの

グーグル・マップの一機能であるストリートビューについて、特に日本では、プライバシー侵害だの、犯罪を誘発するだのといった批判が出ています。しかし、私に言わせれば、それらはテクノロジーの進歩についていけない人たちの抱く漠然とした不安のなせるわざで、自分が理解できないものに対する否定的感情の吐露にすぎません。言いがかり・いちゃもん・因縁・難癖・屁理屈のようなものです。文明開化の明治時代初期、電信柱が各地に立つようになると、それらを倒そうとする暴動が起きたり、電話が普及し始めると電話線を通じてコレラが伝染するとおそれたり、自動車は女性の体に良くないとして自動車に乗る女性を排斥しようとしたり …… 新しいもの、見慣れないものに対して非合理な反応を示す人たちがいつの世にもいるものです。

そのストリートビューには、しばしば、おどろくようなものが写り込んでいます。下記のページには、ストリートビュー撮影用の車が子鹿をはねてしまった場面の写真が掲載されています:
以下は、子鹿をはねてしまったことに対するグーグルの釈明です。子鹿は自力で事故現場を立ち去ったとのことです:
以下では、大きな銃を携帯した男が公然と道を歩いている姿が写っています。どうやら、銃器店から出てきたところのようですが……:
一方、グーグル・アースにもいろいろなものが写っています。下記はパキスタンのニュースサイトに掲載された記事です。パキスタン国内の基地に、米軍の無人偵察機「グローバル・ホーク」が複数駐機している様子がグーグル・アースで表示されると伝えています:
上記記事には写真が掲載されていませんので下記をご覧ください。駐機しているのは、パキスタンの記事が言うような偵察用の「グローバル・ホーク RQ-4」ではなく、形状から判断して、ミサイルによる対地攻撃が可能な「プレデター RQ-1」だとのことです: