八ヶ岳南麓天文台(地図)の
串田嘉男
氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 8月25日13時00分付けで「続報 No.424」(PDF形式)、同14時00分付で「続報 No.425」(PDF形式)を出しています。両者の差異は推定領域を示した図3だけです ——
「 PBF特異継続中 9/28以前発生の可能性否定
再再考 (10/19±4) or 12/15±4 発生の可能性有
再再考 (10/19±4) or 12/15±4 発生の可能性有
変動静穏化で推定予定 」
現況 —
- CH20 観測装置: PBF特異は認められなくなっていたが、8月24日夜から 25日昼前にかけて CH26 と同期したPBF特異変動が出現。
- CH26 観測装置: 8月25日昼現在、PBF特異変動が継続出現 → 9月23日±3日に対応地震発生の可能性は完全に否定。
[注]「特異変動」については『
FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページを参照してください。
「再再考」— 初現、極大の見直し
Case-1 | CH20 | CH26 |
---|---|---|
初現 | 3月26.5日 | 2月2日 |
極大 | 6月8.0日 | 5月18.2日 |
推定 静穏化 | 9月15日±3日 | 9月10日±3日 |
推定 地震発生(*) | 10月22日±3日 | 10月16日±3日 |
Case-2 | CH20 | CH26 |
---|---|---|
初現 | 3月26.5日 | 1月24日 |
極大 | 6月26.5日 | 5月18.2日 |
推定 静穏化 | 11月1日±3日 | 10月23日±3日 |
推定 地震発生(*) | 12月14日±3日 | 12月16日±3日 |
推定日 | 10月19日±4日 または 12月15日±4日に発生の可能性あり 12月15日±4日の可能性の方が考えやすい CH26とCH20の今後の変動、静穏化を観測し推定予定 |
推定時間帯 |
09時 ±2時間 または 18時 ±3時間 (BT変動出現終息時間帯から推定、参照 23ページ) |
推定震央領域
|
更新情報「
続報 No.425
」所載の図3参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域 震央が火山近傍領域である可能性が高い
直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。ただし、噴火前兆変動は数日~2週間程度前に出現するケースが多いので、今後出現する可能性も否定はできない。
|
推定規模 |
主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
|
推定地震種 | 震源が浅い日本列島陸域の地殻内地震
|
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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