24年4月27日付「犬の首輪で地震予知」の続報です。その後の「アニマル・アラート(Animal Alerts)」の進展を伝える記事です:
- How dogs became Lima's earthquake early warning system (犬がリマ市の地震早期警報システムとなった経緯、動画あり)
以下は記事からの抜粋です ——
2024年3月、ペルーのリマ市はペットの健康データを活用した世界初の地震早期警報システム「アニマル・アラート」を導入しました。アイデアはシンプルながらも素晴らしいものでした。犬は人間よりも早く地震を感知できる。ならば、そのスーパー・パワーを人の命を救うことに活用してみてはどうだろうか?
ハイテク・センサーでさえ地震を確実に予測することはできませんが、動物は予測できるという科学的証拠は以前から存在していました。この現象を追跡しようとする過去の試みは、主に技術が扱いにくかったり、侵襲的だったり、あるいは過去10年間で停滞していたりしたため、失敗に終わりました。
そこで登場するのが、犬の健康、快適性、そして気分をモニタリングすることで知られるスマート首輪ブランド、PetPace です。
地元当局と提携し、チームは非侵襲性で電極を使用しないセンサーを地震探知機へと進化させました。リマ中のボランティアの飼い主が愛犬を登録し、生理学的および行動学的データがリアルタイムでモニタリングされました。
複数の犬が同時に不安を募らせた場合、地震警報を発令する前に天候などの環境要因を除外しました。
警報システムはアプリの小さな通知にとどまりませんでした。地域をターゲットにしたモバイル・アラート、デジタル看板、さらにはラジオ・スポットまでも配信し、人々に必需品を手に入れて避難するための貴重な時間を与えました。
そのリーチは目覚ましく、世界で最も地震の多い首都の一つであるこの都市の住民 900万人以上が対象となりました。
複数の犬が同時に不安を募らせた場合、地震警報を発令する前に天候などの環境要因を除外しました。
警報システムはアプリの小さな通知にとどまりませんでした。地域をターゲットにしたモバイル・アラート、デジタル看板、さらにはラジオ・スポットまでも配信し、人々に必需品を手に入れて避難するための貴重な時間を与えました。
そのリーチは目覚ましく、世界で最も地震の多い首都の一つであるこの都市の住民 900万人以上が対象となりました。
開始からわずか 1ヶ月後の 2024年4月までに、アニマル・アラートは 18回の地震を検知し、そのたびに住民に重要な情報を提供しました。
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1ヶ月で 18回の警報というのは多すぎる気がしますが、リマ市の地震頻度はそれほど高いということなんでしょうか。
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