2018年11月26日月曜日

探査機インサイトがまもなく火星着陸


今年5月5日に NASA が打ち上げた火星探査機インサイト(InSight: Mars Interior Exploration using Seismic Investigations, Geodesy and Heat Transport)が、日本時間11月27日午前4時54分、火星の赤道付近に広がるエリシウム平原に着陸します。

インサイトの主目的は火星の内部構造を探ることです。そのための地震計と熱流量計が搭載されており、着陸後に探査機から降ろされ、火星の地表に設置されます。熱流量計はそこからさらに地中に自力で潜っていきます。以下の動画の1分50秒目から3分28秒目と、10分36秒目から11分31秒目に地震計の設置と、熱流量計が地下深くに潜っていく仕組みが説明されています:

地震計や熱流量計とインサイト本体をつなぐケーブルの取り回しや、熱流量計の打ち込まれる地面の固さや岩石の存在など、失敗する要素が多いのが気がかりです。

たった1台の地震計でどうやって火星の内部構造を探るのでしょうか。以下の記事に説明があります:

着陸行程の細かい時刻表は以下にあります。着陸の確認信号が地球に届くのは日本時間の5時1分とされています:

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