2018年11月20日火曜日

2つの小惑星が地球と月に接近・通過


2つの小惑星が地球と月に接近していたことがわかりました:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 WS
アポロ群
14~30 (地球)11月4日 05:39
 (月)11月4日 15:18
1.74
0.83
2018 WE
アポロ群
6~13  (月)11月18日 16:47
(地球)11月18日 22:55
0.52
0.62
(1LD=地球から月までの平均距離) 

WS は11月18日、WE は11月17日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

最接近時の地球との相対速度ですが、WS は非常に遅く秒速 3.3km(時速約 1万2000km)、WE は平均的で秒速 12.8km(時速約 4万6000km)です。

WS の接近時刻には、地球に対して ±4時間20分、月に対して ±3時間3分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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