2008年12月21日日曜日

火星の風

同じくフェニックスの動画で、10月に公開されたものです。こちらは、火星の風に揺れる観測装置が写っています:
画像に添えられている説明によると――これら一連の画像が撮影された当日、一枚の画像だけが「位相の不一致」を起こしていた。撮影の瞬間に、フェニックスがダスト・デビル(塵旋風;小規模なつむじ風)に巻き込まれたと考えられる。ダスト・デビルの前後の風速は毎秒7メートル、ダスト・デビルの通過時には毎秒11メートルを記録した――とのことです。

背後の空では、なにやら不穏な雲が移動しているように見えます。ひょっとしたら、雲ではなく砂塵が舞っているのかも知れません。

この風に揺れている観測装置の全体像を、以下のページで見ることができます:
この装置は高さ約10cmです。フェニックス本体から上に高く延びている気象観測マストの最上部に取り付けられています。こちらの動画では、この装置(特に「×」印のついた板)に、徐々に霜が付着していく様子が捉えられています。