2008年12月3日水曜日

マグライトを天体観測用に改造するキット

アメリカの天文雑誌『スカイ・アンド・テレスコープ』に掲載されていた記事です:

Maglite Night Vision

単3乾電池を使うミニマグライトを天体観測用に改造するキットです。手持ちのミニマグライトの電球と反射鏡を、赤色発光ダイオードを使った部品に交換し赤い光(他の色もあり)を出すようにするものです。発光ダイオードは電球よりも消費電力が少ないので、結果的に電池も長持ちするようになるとのことです。

天体観測の経験がない方にはわかりにくいかも知れませんので説明します ―― 夜間、天体を観測するには、暗い環境に目を慣らす必要があります。目が暗い環境に慣れるということは、瞳孔が開いた状態になることですが、これにはある程度の時間がかかります。一方、星の位置を示す星図など、手元の資料を見るときには懐中電灯で照らす必要があります。このとき懐中電灯が明るすぎると、せっかく暗い環境に慣れていた目がもとの瞳孔が閉じた状態にもどってしまいます。天体を見るためには、再び目が暗闇に慣れるまで待つ …… の繰り返し。これを防ぐために、懐中電灯の発光部に赤いセロファンをかぶせてビニールテープで固定するなどして、懐中電灯の明るさを減らすと同時に、目にとって刺激の少ない赤い色が出るようにすることが行われます。上記のキットは、このような改造をスマートにしてくれそうです。