2014年5月9日金曜日

宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-10)


4月2日付「宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-9)」の続報です。

高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の表が更新されています。4月分の異常報告件数は0件です。なお、ページ右上の更新日付は依然として「2014年03月05日」のままになっています (>_<):

2013年6月に宏観異常情報の受付が始まったのですが、年度の切れ目ということで2014年3月までの報告数をまとめた「2013年度 宏観異常現象受付件数一覧表」(PDF形式)が用意されています。

これまでこのブログでは、「昨年8月分で初めて2件の異常報告があったのですが、それ以外の月はこれまでのところ0件の状態が続いています」と書いてきました。4月初めに更新された時点では3月分も0件だったのですが、上記の一覧表によると、3月に「動物の異常行動」が1件追加されています。


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2014年5月8日木曜日

船長は船と運命をともにすべきか


子どものころ、祖父から「○○艦長は自ら羅針盤に体を縛り付けて艦と運命をともにした」という類いの話を何度か聞いた記憶があります。海軍の艦長と民間の船長を同列に比較するわけには生きませんが、以下の記事に掲載されている「乗客と船長・乗組員の生存率の比較」というグラフは大変興味深いものです。

「タイタニック号では、男性の生存率20%に対し、女性は3倍以上の70%の生存率となり、船長と乗組員の75%は船と共に沈んでいます」。 でもこれは特異な事例で、他の海難事故では乗組員や船長の生存率が乗客よりも高くなっています。 「船長も乗組員も逃げ出しているんですよ(おそらく乗客を捨てて・・・)」。 また、男性乗客の生存率が女性乗客や子どもよりも高い点にも注目です:

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アクモキャンドル


水 (海水、尿、アルコール類でも可) に浸すと1週間以上点灯し続ける防災用キャンドル。長期保存が可能。ライターとほぼ同じサイズで、値段も手頃です:

開発したのはマンションかアパートの一室が所在地になっている会社です。防災用というよりも、開発途上国の未電化地域に明かりを届けることが主眼のようです:

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5月5日の震度5弱地震と首都直下地震


こどもの日の早朝に伊豆大島近海で発生し、東京千代田区大手町で震度5弱を記録した地震。気象庁は首都直下地震との関係について、「震源の深さもメカニズムも異なるので関連性は低い」としていますが、この地震が首都直下地震を誘発するのではとの懸念は誰しもが抱くと思います。そんな一般人の不安につけ込んで部数を伸ばそうとするかのような記事を2つ紹介します。「気象庁の言い分をうのみにはできない」、「深い震源の地震がその後、浅いところの地震を誘発したりする事例は少なくない」:

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環水平アーク、日暈 ― 和歌山県、広島県、長崎県


5月6日、和歌山県や広島県で環水平アークが見られました:

同日、長崎県では日暈が見られました:

2日前の5月4日にも各地に環水平アークが現れています:

上記の「続報」ではタレントの後藤真希さんが環水平アークの写真をブログで公開していたことを紹介しましたが、以下の記事、なんで「ゴマキは5月5日の地震を予知したのだ」となるのでしょうか。彼女はただ「珍しい虹」の写真を掲載しただけで、「地震」とは一言も書いていないのに:

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小惑星 2014 JR24 が地球接近


5月7日午後7時45分(日本時間)、アポロ型小惑星に分類される小惑星〝2014 JR24〟が地球に 0.28LD (1LD=地球から月までの平均距離) まで接近しました。この小惑星は前日の5月6日に発見されたもので、直径は 4~8m と推定されています。最接近時の地球との相対速度は比較的遅く、秒速 4.63km(時速約1万7000km)と計算されています。

小惑星 直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2014 JR24 4~8 5月7日 19:45 0.28
(LD: 地球から月までの平均距離=1) 

この小惑星の静止画とGIF動画が以下のページにあります:

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2014年5月7日水曜日

イルカ(クジラ)2頭が迷い込む ― 高知県宿毛市


5月6日、高知県宿毛市(地図)の宿毛湾の浅瀬にハナゴンドウとみられるイルカ(クジラ)2頭が迷い込んでいるのが見つかりました。体長約 2m。「イルカが、バタバタと暴れているのに気付いた。垂直方向にほとんど動けない水深で、方角を誤れば浅瀬に乗り上げる可能性もあった」、「イルカが湾奥に迷い込むことは、数年に1回ほどある」:

今年になってから四国周辺の海では次のような出来事がありました:

ハナゴンドウがイルカなのかクジラなのかについては以下を参照してください。クジラ類ハクジラ亜目に属する種のうち、比較的小型のものをイルカと呼びますが、明確な境界線はないとのこと。オウムとインコ、ワシとタカ、フクロウとミミズクのような関係だそうです:

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2014年5月6日火曜日

タイ北部で過去最大級の地震


5月5日午後6時過ぎ(現地時間)、ミャンマーやラオスと国境を接するタイ北部で大きな地震がありました。タイで起きた地震としては観測史上最大級で、タイ気象局は M6.3 としています。

米国地質調査所(USGS)の資料では M6.0、震源の深さ 7.4km で、横ずれ断層に起因する地震と考えられます。

空港の建物の天井が崩落するなど、多くの建物が損傷し、道路には大きな亀裂が生じているとのことです。「現地住民は、ほとんど初体験の強い地震にショックを受けている」:

下記は〝Bangkok Post〟紙の記事です。末尾に掲載されている動画は短いですが、地震発生の瞬間を捉えています。寺院で読経中の僧侶たちが一瞬の沈黙ののち一斉に逃げ出し、直後に撮影していたカメラが倒れてしまいます:

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3つの小惑星が地球接近 (続報)


5月4日付「3つの小惑星が地球接近」の続報です。

5月5日午後5時10分(日本時間)に地球に最接近した小惑星〝2014 HO132〟を撮影した画像です:

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2014年5月5日月曜日

白昼の大火球落下 ― カナダ


5月4日午後(現地時間)、カナダのオンタリオ州(州都:トロント、地図)一帯で火球の落下とみられる現象が目撃されました。爆発音や轟音が響き渡り、さらには建物が振動したとの証言もあります。もし、この火球が夜間に現れていたとしたら、あたりが昼間のように明るくなったはずだ、とのことです。破片が地表に到達している可能性があります:

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