2013年11月20日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-25)


11月18日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-24)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を11月18日付で出しています:

内容をまとめると以下のとおりです:
  1. 11月18日夕方現在も前兆が継続中。したがって、近々に対応地震が発生する可能性は完全に否定できる。

  2. ステージ 6 前兆群の初現時期などを見直した。その結果、ステージ 6 前兆群が示す時期は11月7日±であったことが判明。したがってこの時期に新たに出現した顕著な PBF(基線の連続周期的なうねり変動)は、ステージ 7 前兆群の最初の極大と考えられる。

  3. ステージ 7 前兆群の先行特異、極大等から計算される対応地震発生時期は12月31日±4日。ただし、新たな極大が出現してずれる可能性もある。少なくとも、12月下旬までの発生の可能性は否定できる。

上記 2 について、串田氏は以下のような反省と謝罪の弁を記載しています:
こんなことがより初期の段階で認識できなかったことは、単純に小生の力量の無さによるもので、本当に申し訳なく存じます。心より深くお詫び申し上げます。本当に情けなくなります。どうかお許しください。

ちなみに来年1月1日は新月です。なぜかはわかりませんが、串田氏が算出する対応地震の発生時期や、ステージの切り替わり時期は新月や満月にあたることが多いようです。


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地球外生物?


2007年11月11日に水深 2386m の深海で撮影された画像です。まるで地球外生物のように見えますが、頭足綱ツツイカ目に属するイカの一種だそうです:

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2013年11月19日火曜日

来年3月までに南海トラフ巨大地震?


『週刊現代』の記事です。このブログの 5月20日付 《特許「地震・火山噴火予知方法」》 と7月26日付 《鹿児島県北西部にM6級地震の兆候》 で紹介した村井俊治・東大名誉教授の警告です:

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2013年11月18日月曜日

南極大陸近海で大地震続く


南極大陸に近い大西洋南部で大きな地震が続いています(日時は日本標準時):
  1. 10月25日 04:25:12 M6.7 深さ 21.6km 左横ずれ断層 サウス・サンドウィッチ諸島東方(震央地図
  2. 11月16日 12:34:31 M6.8 深さ 10.0km 左横ずれ断層 スコシア海 (震央地図
  3. 11月17日 18:04:55 M7.8 深さ 10.0km 左横ずれ断層 スコシア海 (震央地図

スコシア海(地図)の東端にはサウス・サンドウィッチ諸島が東に凸のU字形に並んでおり、さらにその東側に同諸島に沿うようにして南スコシア海溝が伸びています。この海溝の南北の端は、東西方向に伸びるトランスフォーム断層に変化しています。

南スコシア海溝は、大西洋に2つだけある沈み込み帯の1つで、大西洋側の海洋プレートがスコシア・プレートの下に沈み込んでいます。この海溝は、かつては今より西に位置していたのですが、徐々に東に移動したと考えられています。


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近畿圏中心領域大型地震 (続報-24)


11月15日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-23)」の続報です。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を11月17日付で出しています:

前兆が依然として継続中。したがって、「11月19日±2日」の地震発生予測は誤りであった、近々に対応地震が発生する可能性は極めて考え難い、とのことです:
現在を第6ステージ前兆群と認識して、前兆変化から11月19日±時期を示している可能性を考えて参りました。その場合、11月16日±又は11月17日±には前兆が終息することが計算され、最近の実験観測情報で、ほぼ毎日の様に前兆出現状況と様々な可能性を検討した内容をご報告して参りました。

最近の状況は、観測情報で報告のとおり、CH15-PBF出現の他、高知観測点や秋田観測点にも関連前兆が出現しております。

この状況を鑑みるに、近々に対応地震が発生する可能性は極めて考え難く、現在の第6ステージ前兆群の初現~極大等の関係認識が間違っている可能性が否めません。大変申し訳ありません。

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2013年11月17日日曜日

2つの彗星が水星に接近


11月18日、エンケ彗星(2P/Encke)が水星に 0.025天文単位(約374万km)まで近づきます。続いて翌19日、アイソン彗星(C/2012 S1 ISON)が水星に 0.24天文単位(約3590万km)まで近づきます:

NASAでは、水星を周回中の水星探査機〝メッセンジャー〟を使って、エンケ彗星に対して 15時間、アイソン彗星に対して 25時間の観測をおこなう予定です。

アイソン彗星が火星に接近したときに火星探査機が撮影した写真は期待はずれでした。当時は、アイソン彗星はまだ太陽から遠く離れていて尾があまり伸びていませんでしたが、現在では立派な尾が伸びています。多少は期待しても良いかもしれません。

エンケ彗星は周期彗星で、楕円軌道を描いて 3.3年ごとに太陽に近づきます。一方のアイソン彗星は放物線軌道を描いています。11月末の太陽最接近で消滅しなかったとしても、その後は無限の彼方に去って行き2度と戻ってくることはありません。


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シナブン山の噴火 ― インドネシア


インドネシアのスマトラ島北部にあるシナブン山(地図)は今年9月ごろから火山活動が激化していました。下記の記事に掲載されている写真は 11月14日に数千メートル上空まで噴き上げられた巨大な噴煙柱を写したものです。「凄まじい」の一語です。複数の火砕流が斜面を流れ下っている様子も写っています:

以下はシナブン山の噴火の様子を捉えた写真集です。特に火山雷の写真は不気味です:

シナブン山は数百年間の沈黙を破って2010年に噴火し、現在まで盛衰はあるものの活発な火山活動を続けています。


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2013年11月16日土曜日

岩手山で低周波地震 ― 岩手県


気象庁が11月9日に発表した「岩手山の火山活動解説資料(平成25年10月)」(PDF形式)によると、10月26日に岩手山地図)の 「山頂直下付近のやや深いところを震源とする低周波地震がまとまって発生」 したとのことです。


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月暈出現 ― 岩手県


11月14日夜、岩手県内各地で月暈が見られたとのことです:

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アイソン彗星がアウトバースト、肉眼等級に


アイソン彗星がここ 1週間で急激に明るくなり、肉眼でも見ることができる明るさに達しました。アメリカのベテラン彗星観測者によると、11月11日朝には 8.5等級、13日朝には 7.3等級だったものが、14日朝には 5.4等級にまで増光したとのことです。これはわずか 72時間で 16倍の明るさになったことを意味します:

市街地では光害で背景の空が明るいため、まだ双眼鏡が必要だと思われます。アイソン彗星は 18日に「おとめ座」の 1等星スピカに接近します()。スピカを目印にすれば、アイソン彗星を容易に見つけることができると思います。

アイソン彗星を観望するための情報は国立天文台の以下のページにあります:

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