最近、小惑星の地球接近に関する記事が多いと感じている方が多いのではないでしょうか。以下は、このブログが記載の対象としている、地球から 1LD 以内に接近した小惑星の月別の数をまとめたものです(12月は 7日までの集計)。
月 | 小惑星の数 |
---|---|
1月 | 8 |
2月 | 9 |
3月 | 8 |
4月 | 13 |
5月 | 8 |
6月 | 6 |
7月 | 3 |
8月 | 3 |
9月 | 19 |
10月 | 32 |
11月 | 16 |
12月 | 8 |
4月と 10月にピークがあり、夏休みの時期に谷があるのは毎年のことですが、今年は 10月のピーク値がいつになく高くなっています。例年ですと、10月の接近数は 20台の前半で、25を超えることはあまりないのですが、ことしは 30を超えています。また、12月は 10前後のことが多いですが、ことしは 7日の時点ですでに 8件の接近が起きています。
実際に地球周辺の小惑星が増えているのか、単なる統計上の揺らぎにすぎないのか、あるいは、観測体制の充実によって発見される小惑星が増えているのでしょうか。
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