2022年10月2日日曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-142)

 
米国イエローストーン国立公園内にあるスティームボート間欠泉(地図)の 9月の噴出は1回でした。 6月20日以来 90日ぶりの噴出です。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月23日 38
2 2月14日 22
3 3月4日 18
4 3月30日 26
5
5月4日 35
6
5月23日 19
7
6月10日 18
8
6月20日 10
9
9月18日 90
 
 
米国地質調査所(USGS)が10月1日に発表した "YELLOWSTONE VOLCANO OBSERVATORY MONTHLY UPDATE" によると、イエローストーンの地震活動は、9月中に3つの群発地震が発生したこともあって、現在、通常の活動レベルを上まわっているとのことです。
 
また、イエローストーン・カルデラとノリス間欠泉盆地付近では、9月中旬に隆起から沈降(0.5〜1cm)への移行が記録されました。このような変化は毎年夏に発生しています。
 
 カルデラの全体的な沈降傾向は2015年から続いていますが、夏の間は雪解け水の浸透によって地面が膨張するため、一時的に停止したりわずかな隆起によって中断されます。2015年以降のカルデラの沈降速度は、全体として年間数cm程度です。

 
過去の噴出記録は以下のリンク先を参照してください: