2021年10月21日木曜日

地質学を専攻していた

 
コリン・パウエル氏が 10月18日に亡くなりました。米軍制服組のトップ・統合参謀本部議長として 1989年のパナマ侵攻や 1991年の湾岸戦争を指揮し、2003年のイラク戦争の時には国務長官の任にありました。
 
知らなかったのですが、パウエル氏はニューヨーク市立大学シティ・カレッジ(CCNY)で地質学を専攻し、理学士号を取得しています(その後、ジョージ・ワシントン大学大学院経営学修士課程を修了)。

以下は同氏の回顧録からのテキトー訳です:
CCNY の地質学のフィールド・トリップはとても楽しい思い出です。(ニューヨーク州の)北部に行って、シンクライン(向斜)やアンチクライン(背斜)の地層をよじ登りました。それらを図式化して、鏡像を考えなければなりませんでした。ここに背斜があれば、それに対応する向斜が別の場所に露出していることが予測できます。うまく予測できたときには、とても満足感がありました。地質学の知識で、大学外の友人たちに自分の才能を披露することもできました。「知ってるかい、ハドソン川は本当は川じゃないんだよ」「何を言ってるんだ?・・・ ハドソン川が川だってことはみんなが知っていることじゃないか」 私は、ハドソン川はポキプシー(地図)のあたりまで「溺れた」川であることを説明しました。氷河期に(氷河の重みで)川底が沈降し、大西洋が内陸に入り込んで来たのです。その結果として、ハドソン川下流域は実際に塩水の入り江となったのです。 

原文は以下のツイートにあります: