2021年3月27日土曜日

小惑星アポフィスが地球近傍を通過 (続報)

 
3月8日付「小惑星アポフィスが地球近傍を通過 」の続報です。 
 
 
 小惑星アポフィスが 3月5日(日本時間 6日)に地球の近くを通過しました。NASA は、この時の観測結果から、アポフィスは今後 100年超の期間にわたって地球に衝突する可能性はなくなったとして、衝突リスクのある天体のリストから同小惑星を削除しました:

記事によると、アポフィスの今回の接近に際して NASA は非常に高い精度のレーダー観測を実施し、これまで数百 km あった軌道の不確実さを数 km にまで縮めて、軌道を再計算。2029年と 2036年の衝突の可能性はすでに排除されていましたが、わずかに可能性が残っていた 2068年の衝突も起こらないことが確認されたとのことです。

今回のレーダー観測の解像度は、もし同等の解像度の双眼鏡があったとしたら、アメリカ西海岸のロサンゼルスで椅子にすわって、東海岸のニューヨークにあるレストランのメニューを読めるほどだとのことです。この観測によって、アポフィスの直径は約 340m で、ピーナッツの殻のように中央部がくびれた(bilobed)形状をしていることがわかりました。
 
アポフィスは 2029年4月13日(日本時間 14日)に地球に接近し、気象衛星などの静止衛星よりも地表に近いところを通過して行きます。上の記事には、この時、東半球にいる人は望遠鏡や双眼鏡を使わなくてもアポフィスが通過して行くのを見ることができると書かれています。