2022年9月25日日曜日

タウポ山の警戒レベル引き上げ — ニュージーランド

 
ニュージーランド北島の中央部に位置し、「ニュージーランドのイエローストーン」とも呼ばれるタウポ山(地図)の噴火警戒レベルが 、9月20日に "Volcanic Alert Level 1(minor volcanic unrest)" に引き上げられました。同山の警戒レベルが引き上げられたのは初めてのことです:
 
タウポ山では今年5月から、カルデラ湖である巨大なタウポ湖の湖底で地震が増加し、加えて地殻変動も観測されているため、警戒レベルの引き上げに至ったものです。地震は、タウポ湖中心部の深さ4~13kmを中心に発生しており、2つのクラスターを形成しているとのことです。
 
GeoNetの資料によれば、タウポ山が最後に噴火したのは西暦232年±10年。また、Wikipedia によれば、同山は西暦186年に火山爆発指数(VEI)7 の超巨大噴火を起こし、カルデラ湖であるタウポ湖を形成、また、2万6500年前には VEI 8 の破局的大噴火を起こしているとのことです。