2022年4月27日水曜日

動き続ける日奈久断層帯 — 熊本県御船町

 
2016年4月14日夜に発生した熊本地震の前震(M6.5、最大深度7)の震源となった日奈久断層帯では、北端部(熊本県御船の高木地区、地図)の動きがいまだに止まっておらず、道路の亀裂やずれ、段差や凹みが続いています。「余効すべり」が原因とみられていますが、日本の内陸地震で、余効すべりが目視で確認されたのは初めてとのことです。
 
「ひずみの解消に向けた微調整の動きなのか、地震が発生しやすくなっていることの現れか、今のところ分からない(中略)余効すべりが日奈久断層帯を刺激すれば『将来、熊本地震と同規模の大地震につながる可能性もある』」(東北大災害科学国際研究所・遠田晋次教授):
 
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