2021年11月30日火曜日

メイン州のカモメは嵐や地震を予知できるのか (その 1)

 
米国の北東端で大西洋に面したメイン州にある放送局(地図)の記事です:
 
以下は記事の主要部分をテキトー訳したものです:
空が曇って暗くなってくると、駐車場や野原にカモメの大群が集まってじっとしているのを何度も見たことがあるのではないでしょうか。鳥たちはこれから起こることを察知し、多くの仲間が周りにいることで不安を解消しているようです。

カモメは嵐がやって来るのを予測できるのでしょうか?

昔から、鳥や獣は次に何が起こるかを予感すると信じられてきました。雨が降る前には牛が野原に横たわり、地震の前には動物が落ち着きをなくすという言い伝えがあります。しかし、それは本当でしょうか? 

Sciencing.com によると、カモメは気圧と水圧の微小な変化に明らかに敏感で、天候が悪化しつつあることがわかるのだそうです。 嵐の前にカモメの群れが円を描くように飛んでいるのに気づくことがあるかも知れませんが、これはカモメが体調を立て直し気圧の変化に順応しようとしているのです。

ですから、Ellsworth 小・中学校の運動場や Brewer[放送局の所在地]の Doyle Field のような場所に多数のカモメが集まっているのを見たら、まもなく雨が降り始めると確信してよいでしょう。

また、カモメは嵐などの1時間前に水上や陸上に向かって非常に低く飛行することがあり、ロブスター漁師[メイン州はロブスターの産地として有名]は長年にわたってカモメの様子を見て天気を予測してきました。

では、地震についてはどうでしょうか? カモメは地震も予知できるのでしょうか?

尋ねる相手によって答は違うようです。地震を所管する政府機関である米国地質調査所[USGS]は「できない」と言っています。しかし、一部の生物学者は、カモメはインフラサウンドと呼ばれる非常に低い周波数のパルスに敏感で、それを聞くと数時間から数日先の嵐や地震であっても反応する、と答えるでしょう。

(続く)