2019年11月7日木曜日

小惑星 2019 UM12 が月と地球に接近へ


小惑星〝2019 UM12〟が11月8日から9日にかけて月と地球に接近します。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径はかなり大きく 32~72m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が最初に観測されたのは10月24日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 UM1232~72  (月)11月08日 19:17
(地球)11月09日 02:41
0.85
1.27
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の接近時の地球との相対速度は秒速13.6km(時速約4万9000km)と予報されています。


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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