2019年1月24日木曜日

御神渡りと断層のアナロジー


諏訪湖の御神渡りが形成される瞬間を捉えた動画です。地震前後の地下の様子はおおよそこんなものかも知れません。

冒頭から聞こえるコトコト、コツコツという音は、断層付近で地震の前に発生するといわれるアコースティック・エミッションに相当するものでしょうか。徐々に白い亀裂が増えていきます。前震とはこんなものかも知れません。そして、突然、氷が盛り上がります。逆断層の運動、すなわち本震の発生に相当すると考えられます:

御神渡りの形成直後に陥没も生じています。氷にかかる力が変化した証拠です。ある場所で御神渡りができると、氷の内部の応力分布が変化して別の場所に力がかかり始めます。その繰り返しで湖を横断するような長い御神渡りができるのでしょうが、それは地震後の余震発生のメカニズムに似ています。


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