2021年1月19日火曜日

2つの小惑星が月と地球に接近

 1月20日、小惑星〝2021 BO1〟と〝2021 BK1〟が月と地球に接近します。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2021 BO14~9  (月)1月20日 06:40
(地球)1月20日 11:17
1.13
0.65
2021 BK116~35 (地球)1月20日 21:56
 (月)1月20日 23:50
1.24
0.34
(1LD=地球から月までの平均距離) 

BO1 と BK1 はアポロ群に分類されています。

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。BO1 が最初に観測されたのは 1月18日、BK1 が最初に観測されたのは 1月17日です。

接近時の地球との相対速度は、BO1 が秒速 10.2km(時速約 3万7000km)、BK1 は極めて高速で秒速 26.8km(時速約 9万6000km)と予報されています。 

BK1 の地球への接近時刻には ±2分、月への接近時刻には ±3分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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