2016年9月9日金曜日

OSIRIS-REx vs. はやぶさ2


先ほど(現地時間8日午後7時5分)、NASAの小惑星探査機 OSIRIS-REx( Origins, Spectral Interpretation, Resource Identification, Security - Regolith Explorer)が打ち上げられました。日本の小惑星探査機「はやぶさ2」と同様に小惑星で採集したサンプルを地球に持ち帰ることを目指しています。

以下は OSIRIS-REx と「はやぶさ2」の比較です:

OSIRIS-REx はやぶさ2
目的小惑星 101955 Bennu 162173 Ryugu
打ち上げ 16年9月8日 14年12月3日
地球スイングバイ 17年9月17日 15年12月3日
小惑星到着 19年10月19日 2018年夏
地球帰還 2023年9月24日 2020年末
本体大きさ(m) 2.43×2.43×3.15 1.0×1.25×1.6
燃料込み重さ(kg) 2110 609
主な推進器の推力 200N×4 10mN×4

参照資料: NASA’s OSIRIS-REx Asteroid Sample Return Mission(NASA)、探査機を知る(JAXA)、オシリス・レックス(Wikipedia)、はやぶさ2(Wikipedia)、μ10 (イオンエンジン)(Wikipedia)

以下は小惑星 Bennu と Ryugu の比較です。「はやぶさ2」の目指す Ryugu の方が少し外側の軌道を公転しています:

101955 Bennu 162173 Ryugu
離心率 0.2037451112033579 0.1902118948097579
軌道傾斜角 (deg) 6.034939195483961 5.883591780637578
近日点距離 (au) 0.8968943611551285 0.9632388690731237
遠日点距離 (au) 1.355887690859849 1.415751049152044
au: 天文単位(太陽と地球との平均距離で、約1億5000万km)


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