2014年5月13日火曜日

ミツクリザメ、大量のオオグソクムシ捕獲 ― メキシコ湾


4月18日、メキシコ南部で M7.2 の地震(USGS資料)があり、震源付近では建物や道路が崩壊しました。

その翌日の19日、メキシコ湾(地図)でミツクリザメと大量のオオグソクムシが捕獲されました。ミツクリザメは体長 5.5~6m、オオグソクムシは体長20cmほど。「この海域でミツクリザメが捕獲されたのは2000年以来、わずか2匹目」、オオグソクムシが「一度にこれほどたくさん集まっているのは見たことがない」(海洋生物学者)、集団でいた理由は「例えばクジラのような大型生物が死ねば、死骸を食べるために大量の生物が集まってくる」:

英文の記事には次のような記述があります ―― 「過去にメキシコ湾でこの希少種のサメが見られたのは、2002年の1度だけである。大西洋やインド洋では時々獲れ、台湾では海底地震の後に大量に捕獲されたことがあるが、ほとんどの捕獲例は日本を取り囲んでいる深い海底峡谷でのものである。」

なお、この捕獲事件の後、5月8日には再びメキシコ南部で M6.4 の地震(USGS資料)があり、橋が倒壊するなどの被害が出ています。


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