2009年6月26日金曜日

空からオタマジャクシが降る (続報)

その後もオタマジャクシなどの落下報道は続いています。量が多くて完全にはフォローしきれない状態です。そんな中、今朝の朝日新聞社会面に、これまでの経緯をまとめ、原因を考察する記事が掲載されています。記事のタイトルは「オタマジャクシ 空から」、副題は「鳥か 空で餌を吐く姿 目撃」と「気象か 竜巻の観測なく、つむじ風説」となっています。現時点でこの記事はネット上には公開されていないようです。

記事には:
  • 石川県が発端となった生き物が降る現象は、これまでに少なくとも 17 の県で報告されている。
  • このような現象は「ファフロツキーズ現象」(Fall From The Skies の略)と呼ばれる。
  • 3世紀初頭のマケドニアではカエルの雨が降ったという記録がある。
  • 日本では 1876(明治 9)年に福井でゴリに似た魚 3匹が降ったという新聞記事がある。
  • アメリカの科学誌『サイエンス』にも、1947年にルイジアナ州で魚が降ったという報告例がある。
  • 埼玉県では、2年前、500円玉大のミドリガメが空から落ちてきて 4歳の男子の頭に当たった。
等々、さまざまな情報が載っています。さらに現象の原因として取りざたされている「鳥説」と「突風・竜巻説」とを比較し、「一部にいたずらもありそうだが、『鳥説』が最もつじつまが合うと言えそうだ」と結論づけています。

「鳥説」と「突風・竜巻説」以外に、以下のような「風船説」も出ています:
記事では軍事的な目的までほのめかされていますが、可能性は低いと思います。

23日には、福島県で体長約 35cm(大きい!)のナマズが、大きな音がした後に見つかっています:
私自身も、子供のころに、オタマジャクシ(小さく黒いものや、薄茶色で大きいもの)の死骸が、田んぼや池から離れた場所や道路に転がっているのを見たことが何度もあります。夏休みに祖父母の家に長期間滞在していたときのことですが、そのころは、他の子どもたちが遊びで放置したとのだろうと漠然と考えていました。中には、空から降ってきたものがあったのかも知れません。

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