2023年7月31日月曜日

韓国で被害地震

 
7月29日19時07分ごろ、韓国全羅北道長水郡で M3.5 の地震が発生しました(震央地図)。住宅の塀やマンションのベランダなどに亀裂が入る被害が出ています:

震源の深さの情報はありません。M3.5 で軽微とはいえ被害が出たということは、震源が浅かったのでしょうか。
 
 

2023年7月29日土曜日

サケガシラ捕獲 — 山口県周防大島町

 
7月27日、山口県周防大島町土居(地図)沖の水深 20m の海域で、深海魚のサケガシラが漁網にかかりました。

「瀬戸内海で深海魚が確認されるのは非常に珍しい」、「外洋をさまよっているうちに瀬戸内海に迷い込んだ可能性が高い」、「約30年前に同町沖で捕獲された標本が残り、2例目」(なぎさ水族館):
 

2023年7月28日金曜日

噴火始まる — アイスランド (続報)

 
アイスランドのレイキャネス半島で 7月10日に始まった噴火は現在も継続中です。アイスランド気象局の発表によると、7月18 日から 23日までの溶岩の平均流出量は毎秒 8.0m³。これまでに広がった溶岩原の面積は約 1.2km²、噴出した溶岩の総体積は約 1240万m³とのことです:
 
噴火場所の周辺では山火事が燃え広がっており、消火活動が行われています。樹木はまったく見られず、草もほとんど生えていない極寒の場所で、燃えているのは苔(地衣類)。すでに約 400ヘクタールが焼失し、記録が残る範囲では最大規模の火災だということです:
 
下の写真は欧州宇宙機関(ESA)の地球観測衛星 Sentinel-2 が 7月11日に撮影したものです:
 
 
 
 

2023年7月27日木曜日

徳島県の地震が増えている

 
7月24日(月)15時42分に徳島県南部を震源とする M2.8、深さ 33km、最大震度 1 の地震がありました。徳島県(陸域)を震源とする地震が最近多いように感じるので、実際のところはどうなのか調べてみました。
 
下のグラフは、気象庁のウェブサイトで提供されている『震度データベース検索』 で、震央地名「徳島県北部」と「徳島県南部」を震源とする有感地震の発生数を過去約 100年間にわたって集計したものです:

(クリックで拡大)


1947年にピークがありますが、前年12月21日に「昭和南海地震」(Mw8.4、深さ 24km)が発生しています。1955年のピークは、同年7月27日に徳島県南部で発生した地震の影響だと思われます。「死 1、傷 8、山崩れ多く、道路の破損・亀裂、トンネル崩壊などの小被害があった」とされています。2018年のピークはよくわかりませんが、11月2日に紀伊水道で発生した M5.4、深さ 45km の地震が影響しているのかもしれません。
 
全体として、1970年代から 1990年代の 30年間は地震数が少なく静穏な時期でしたが、2000年代に入ってからは増加に転じたように見受けられます。海溝沿いの巨大地震の前には内陸部で地震が増えると言われていますが、この増加傾向が新たな南海地震の先駆けでなければよいのですが。 


2023年7月25日火曜日

地震予知衛星打ち上げへ — 静岡県立大学、日本大学

 
静岡県立大学と日本大学が共同で開発を進めている地震予知衛星「プレリュード」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「革新的衛星技術実証プログラム」に採用され、2024年にも打ち上げられるとのことです。

「2000年代にフランスが行った研究で、マグニチュード(M)4・8 以上の地震が発生する 0~4時間前、地上から電離圏に届く電波の強度が弱くなる現象が確認された」、「京都大の梅野健教授(通信工学)の研究グループが 2011年の東日本大震災や 16年の熊本地震の際、発生前に上空約 300キロの電離圏で電子の密度が急に低くなる異常現象が起きたことを明らかにした」、「5月に能登地方で発生した最大震度6弱の地震で、発生約1時間半前から電子の大移動が見られた」:
 
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十勝岳で火山性微動と傾斜変動発生、火山性地震も増加 — 北海道 (続報)

 
十勝岳(地図)では 7月4日夜に継続時間約 45分の火山性微動が発生し、火口方向が上下する傾斜変動も観測されました。それにともなって、火口付近のごく浅い所を震源とする火山性地震も増加しましたが、その後は減少と増加をくりかえしています:
 
日付 火山性地震 火山性微動
7月4日 14 回 1 回
7月5日 68 回 0 回
7月6日 4 回 0 回
7月7日 37 回 0 回
7月8日 4 回 0 回
7月9日 6 回 0 回
7月10日 1 回 0 回
7月11日 11 回 0 回
7月12日 0 回 0 回
7月13日 4 回 0 回
7月14日 2 回 0 回
7月15日 1 回 0 回
7月16日 2 回 0 回
7月17日 4 回 0 回
7月18日 1 回 0 回
7月19日 0 回 0 回
7月20日 1 回 0 回
7月21日 89 回 0 回
7月22日 0 回 0 回
7月23日 0 回 0 回
7月24日15時まで 1 回 0 回
 (地震回数には速報値が含まれています。)
 
 
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2023年7月23日日曜日

宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-57)

 
高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の報告受付件数の表が 7月10日付で更新されています。前回が2月21日付でしたから約4ヶ月半ぶりです。
 
今回の更新では今年 2月から 6月までの 5ヶ月分が新たに記入されています(2月分と3月分は昨年度分の PDFファイルに移されています)。
 
すべてのカテゴリーで異常報告は 0件でした。

 
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2023年7月18日火曜日

吾妻山で低周波地震増加 (続報-2)

 
6月1日付「吾妻山で低周波地震増加 (続報)」の続報です。
 
「吾妻山(地図)では、大穴火口付近が震源と推定される低周波地震が 7月上旬頃から再び増加しています。6月19日から本日(7月18日)09時までの 30日間の低周波地震の総数は 41回となっており、7月以降では 36回観測しました(速報値)」、「低周波地震を除く火山性地震について、増加は認められません」、「火山性微動は、5月12日以降観測されていません」、「3月上旬以降、西(大穴火口)方向の隆起を示す緩やかな変化がみられています」: 
 
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海岸でクロマグロ捕獲 — 鹿児島県出水市

 
7月2日午前、鹿児島県北部の出水市蕨島(地図)の海岸で、クロマグロが水しぶきをあげているのを釣り人が発見、捕獲しました。体長2.4m、重さ 360kg の大物。

「(海岸で)ばしゃばしゃしてて、最初イルカかと思った」、「北さつま漁協によりますと、10年ほど前に阿久根市の折口川の河口付近で、クロマグロが捕獲されたことがあるということですが、北薩でクロマグロが見つかるのは珍しいということです」:
 
2014年には、今回の捕獲場所から北に約 30km の天草諸島・下島でクロマグロが川に迷い込む事象が起きています:
 
 

双頭蓮が開花 — 神奈川県鎌倉市

 
7月6日、神奈川県鎌倉市にある神奈川県立大船フラワーセンター地図)で、1本の茎から 2つの花が咲く双頭蓮が咲いているのが見つかりました。
 
「めったに見ることができない非常に珍しいもので、縁起のよい花だとされているということです」:
 
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タケの花が咲く — 兵庫県丹波篠山市

 
少し前の報道ですが、兵庫県丹波篠山市のゴルフ・コース(地図)周辺の数カ所で、タケの花が咲いたということです。 開花しているのが見つかったのは 6月中旬。

「開花すると竹林が一気に枯れると言われており、竹林の1カ所では開花後、枯れた竹が広範囲に広がっている」、「今まで見たことがないので感激した」:

タケが花をつけるとなぜ不吉と言われるのか。以下は、民間伝承や弥勒信仰とのかかわりについての記事です。
 
「枯れ竹のありさまを見ると、あたかも稲穂が枯死した格好に見える」、「飢饉の年には弥勒菩薩が現われる」、「山形県には、弥勒が竹に花を咲かせ、笹の実を与えてくれるという俗信があった」:
 
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2023年7月17日月曜日

火山噴火直後に大地震発生 — アラスカ州 (続報)

 
 
アラスカ火山観測所(AVO)による "July 16, 2023, 7:34 AM AKDT"(日本時間 17日00時34分)現在のシシャルディン山の状況です。M7.2 の地震によって歪みが解消したのでしょうか。
 
「シシャルディン火山の爆発的噴火活動は低下している。地震活動は著しく低下し、超低周波音(圧力センサー)データからは爆発信号は検出されていない」:
 
 
 
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バリンジャー級小惑星が月と地球に接近・通過

 
7月13日に小惑星〝2023 NT1〟が 、月と地球の近くを通過していたことが、7月16日付のNASA/JPLのデータベース更新で明らかになりました。

この小惑星は推定直径 27〜60m と大きく、NASA/JPL では "airplane-size" と表現しています。この大きさの天体が今回の距離まで地球に近づくのは、NASA/JPL の希少度(rarity)の定義では「3」で、おおよそ 10年に 1回の頻度であるとされています。
 
米国アリゾナ州に直径 1.2km、深さ 200m、周壁の高さ 30m のバリンジャー・クレーター地図)を残した天体の推定直径は 30〜50m とされていますから、今回の 2023 NT1 はそれよりも大きい可能性があります。また、2013年にロシア・チェリャビンスク州上空で爆発し、5000棟の建物を損傷し、1500人を負傷させた天体の大気圏突入前の大きさは 17m とされているので、それも上回っていることになります。
 
この小惑星の発見が地球接近の 2日後になったのは、この天体が太陽の方向から地球に近づいてきたためです。太陽の方向は小惑星探索の盲点です。欧州宇宙機関(ESA)ではその弱点を克服するために、ラグランジュ点(L1)に滞留して小惑星を監視する機器の打ち上げを計画していますが、実現は 2030年以降になりそうです。 

 
2023 NT1 (2023年7月16日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)7月13日 17:27
 (地球)7月13日 19:12
接近日時 誤差
(月)± 7 分
(地球)± 8 分
接近距離 (月)1.173 LD
(地球)0.263 LD
推定直径
27 ~ 60 m
対地球相対速度
11.3 km/s ≅ 4万1000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近2049年8月4日ごろ
公転周期911 日 ≅ 2.49 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年7月16日日曜日

火山噴火直後に大地震発生 — アラスカ州

 
アリューシャン列島のシシャルディン山地図)では、7月12日ごろから山頂付近の温度の顕著な上昇、二酸化硫黄ガスや地震の増加が観測されていましたが、7月14日01時09分(日本時間同日18時9分)に噴煙が上空 9〜12km に達する爆発的噴火が発生しました。
 
その後も噴火が続き、7月15日21時52分(日本時間16日14時52分)には米国地質調査所(USGS)傘下のアラスカ火山観測所(AVO)が、噴火が一層激しくなっているとのツイートを投稿。その直後の日本時間 7月16日15時48分、アラスカ半島沖で M7.2、震源の深さ 32.6km の大地震が発生しました(震央地図、気象庁は M7.3 と推定)。

シシャルディン山から震央までは 209km です。AVO は、今回の地震はシシャルディン山の火山活動とは関係がないとツイートしています。
 
以下のツイート中の "July 15, 2023, 11:57 PM AKDT" は、日本時間では 7月16日16時57分になります(AKDTはアラスカ夏時間の意で、日本時間−17時間です)。
 
 
 

2023年7月13日木曜日

十和田(火山)で火山性地震増加 (続報)

 
7月7日付「十和田(火山)で火山性地震増加」の続報です。
 
7月6日に急増した十和田 (地図)の火山性地震ですが、その後は少ない状態で推移しています。気象庁の「火山の状況に関する解説情」も 7月6日10時15分の第1号以降は出されていません。1日の地震回数が 100回を越えたのは、過去 5年間で初めてです。累積地震回数のグラフは、2023年2月以降、勾配が少しですが急になっているようです:

日付 火山性地震 火山性微動
7月6日 139 回 0 回
7月7日 3 回 0 回
7月8日 1 回 0 回
7月9日 0 回 0 回
7月10日 0 回 0 回
7月11日 1 回 0 回
7月12日 1 回 0 回
 (回数はいずれも速報値)
 
 
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小惑星 2023 NO が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2023 NO〟が 7月6日に地球と月の近くを通過したことが、NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。
 
2023 NO (2023年7月10日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)7月6日 07:12
 (月)7月6日 18:31
接近日時 誤差
(地球)± 3 分
(月)± 4 分
接近距離 (地球)0.992 LD
(月)1.116 LD
推定直径
5 ~ 12 m
対地球相対速度
8.0 km/s ≅ 2万9000 km/h
初観測から地球接近まで−3 日
次の地球接近2028年8月4日ごろ
公転周期609 日 ≅ 1.67 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

噴火始まる — アイスランド

 
 
現地時間 7月10日16時40分(日本時間 11日01時40分)ごろ、レイキャネス半島で噴火が始まりました。噴火地点はリトリ・フルトゥール(地図、Litli-Hrútur、アイスランド気象局は Litla Hrút と表記)で、2021年と2022年の噴火場所に近いところです。長さ約 200m の亀裂から溶岩が噴き上がっています。噴煙は約 30km 離れた首都レイキャビクからも見えています:
 
 
 

2023年7月7日金曜日

十和田(火山)で火山性地震増加

 
気象庁の常時観測火山・十和田(地図)で、7月6日朝から火山性地震が増加しています。
 
「本日(6日)07時30分頃から火山性地震が増加し、09時現在の回数は 119回(速報値)となっています。震源は、中湖付近の深さ 6km 付近と推定されます。08時台には、やや規模の大きな地震も発生しました」:
 
気象庁の資料によると、 十和田で最後の噴火が発生したのは 915年(延喜14年)。マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火、泥流発生があり、火山爆発指数 VEI は 5(非常に大規模)で、1980年のセント・ヘレンズ山の噴火に匹敵する規模でした。2014年(平成26年)には、中湖付近を震源とする活発な地震活動が起きています。

2023年7月6日木曜日

隆起と群発地震、噴火の可能性 — アイスランド

 
アイスランドのレイキャネス半島で 7月4日22時以降、地震が多発しています。地震が起きているのは、首都レイキャビクから南西に約 30km のファグラダルスフィヤル(Fagradalsfjall、地図)。同地では 4月初めから地盤の隆起が観測されていて、地下 5km 付近にマグマが貫入していると見られています。アイスランド気象庁の自然災害専門家は、このまま活動が続けば「数日以内に噴火が起こる可能性がある」と語っています。ファグラダルスフィヤルでは、2021年と 2022年にも噴火が発生し複数の亀裂から大量の溶岩が流出しています:
 

十勝岳で火山性微動と傾斜変動発生、火山性地震も増加 — 北海道

 
7月4日夜、十勝岳(地図)で継続時間約 45分の火山性微動が発生しました。微動に同期して、62-2 火口方向が上下する傾斜変動も観測されました。また、火山性微動の発生以降、62-2 火口付近のごく浅い所を震源とする火山性地震が増加しています。
 
「継続時間が20分以上となる火山性微動を観測したのは2018年11月22日以来です」、「十勝岳では、2021年頃から62-2火口の噴煙活動は活発な状態が続いており、微弱な発光現象や一時的な地震増加、微動発生や地震増加と同期した傾斜変動が時々観測されていますので、今後の火山活動の推移には注意する必要があります」:
 
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AI(人工知能)による地震予測

 
AI(人工知能)を用いた地震予測の現状についての記事です:

以下は記事からの抜粋です。日本語への翻訳は "Google Translate" を使用しました ——
 
(前略)
 
AI のサブセットである機械学習アルゴリズムは、大規模で複雑なデータセットを分析し、差し迫った地震を示す可能性のあるパターンを特定するのに特に適しています。 過去の地震データに基づいてこれらのアルゴリズムをトレーニングすることにより、研究者は、地震イベントに先立つことが多い微妙な兆候を認識するように教えることができます。

地震予知における AI の可能性を示すそのような例の 1 つは、スタンフォード大学と米国地質調査所の研究者によって実施された研究から得られています。 研究チームは、畳み込みニューラル ネットワークとして知られる機械学習アルゴリズムを使用して、石油およびガス事業からの廃水注入により地震が大幅に増加したオクラホマ州の地域の地震データを分析しました。 このアルゴリズムは人間のアナリストが見逃していたデータのパターンを特定し、最終的には高い精度で地震を予測することができました。

(中略)

これらの有望な結果にもかかわらず、AI が地震予測の信頼できるツールになるまでには、まだ克服すべき課題があります。 主な懸念事項の 1 つは、機械学習アルゴリズムのトレーニングに利用できるデータの質と量です。 地震データにはノイズが多く不完全な場合があるため、差し迫ったイベントを示す可能性のある微妙なパターンをアルゴリズムが学習することが困難になります。 さらに、地震は比較的まれな現象であるため、アルゴリズムを効果的にトレーニングするのに十分なデータがない可能性があります。

これらの課題に対処するために、研究者たちは地震データを収集して処理する新しい方法を模索しています。 たとえば、光ファイバーケーブルを使用して地震活動を検出する分散型音響センシング(DAS)技術を使用すると、地球の地下のより詳細かつ正確な画像が得られる可能性があります。 さらに、地震学者、コンピューター科学者、その他の専門家の協力により、機械学習アルゴリズムが改良され、地震を予測する能力が向上しています。

結論として、AI は地震学の分野に革命をもたらし、地震予測の新時代をもたらす可能性を秘めています。 機械学習アルゴリズムの力を利用することで、研究者は地震現象を引き起こす複雑なプロセスについて新たな洞察を明らかにし、地震現象がいつどこで発生するかをより正確に予測する方法を開発しています。 やるべきことはまだたくさんありますが、これまでに達成された進歩は、AI を活用した地震予測が人命を救い、これらの自然災害の壊滅的な影響を軽減できる未来への有望な兆しを示しています。

地震にまつわる陰謀論

 
Forbes』誌の記事です。地震にまつわる陰謀論の類型があげられています:
  • 地震は超兵器や違法な核実験のような軍事活動と直接結びついている
  • 地震は電磁波の実験や粒子加速器の実験などの科学活動の予想外の結果だ
  • 地震は水圧破砕、石油採掘、採鉱活動の予期せぬ結果だ
  • 地震は天罰だ
  • 地震は秘密結社や権力者集団が目的を達成するために利用している
  • 地震は「エイリアンの仕業」だ


2023年7月3日月曜日

富士山の未知の噴火

 
山梨県富士山科学研究所と東京大学大気海洋研究所の共同研究です。富士山北東麓では5050年前から3900年前にかけて、未知の噴火が少なくとも6回発生していたことが明らかになりました。
 
「本研究の成果は、従来の研究がこの時期の富士山の火山活動を過小評価していた可能性を示しており、火山防災上重要な新知見となる」:
以下の『産経新聞』の記事は、新たに確認された 6回の噴火の時期を「5500年前から3400年前の間」としており、誤報ではないかと思われます:
 

豪雨や台風の後に大地震?

 
巨大台風、集中豪雨、太陽面爆発の後に大地震がやってくる??
 
「巨大台風や集中豪雨の被災地ではその後、大地震の発生が報告されている」、「2017年の(太陽面)爆発時には地球到達直後、メキシコでマグニチュード(M)8.2の地震が発生。日本でも熊本県で震度4、秋田県で震度5強の地震が起きました」:
 
[備考]▼ 2017年9月8日 04:49:19(UTC) M 8.2 - near the coast of Chiapas, Mexico、47.4 km depth ▼ 9月8日 熊本県熊本地方、M4.1、深さ 15km ▼ 9月8日 秋田県内陸南部、M5.2、深さ 10km、「この地震の発生以降、この地震の震源付近ではまとまった地震活動がみられており、9月9日には最大震度4を観測する地震が発生するなど、9月30日までに震度1以上を観測する地震が49回発生した」(地震調査委員会)

 
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2023年7月2日日曜日

ネズミの大群相次ぐ — 東京都

 
産経新聞』の記事です。 東京都内の繁華街でネズミの大群が相次いで目撃・撮影されているとのことです。新型コロナウイルスの感染拡大が一段落し、繁華街に人出が戻ったこととの関連が指摘されています:
 
こちらは便乗記事です:
 

蒸気噴出 — 北海道蘭越町

 
北海道蘭越町の湯里地区(地図)にある地熱発電に向けた掘削現場で、6月29日午前11時30分ごろに始まった蒸気の噴出は現在も続いているようです。噴出した物質の影響で、周辺の森は白く染まり、近くの川は白濁していますが、噴出物は石英を主成分とする鉱物だと明らかになりました。掘削は深さ約 200m に達していたとのことです。
 
「訪れた長万部町の 40歳代の女性は『(昨年発生した)長万部の水柱より迫力がある』と驚いた様子で話した」:

蒸気の噴出が起きている場所は、昨年 8月から 9月にかけて同様の噴出があった長万部町の飯生神社の森から北東に約 45km のところです:
 
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イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-151)

 
米国イエローストーン国立公園内にあるスティームボート間欠泉(地図)では、6月9日に噴出が記録されました。今年 5回目の噴出です。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月5日 30
2 1月28日 23
3 3月11日 42
4 5月7日 57
5 6月9日 33
 
 
6月の地震活動は通常のレベルでした。群発地震の発生はありませんでした。
 
イエローストーン・カルデラでは、地下水の浸透による季節性の隆起が観測されています。


 

2023年7月1日土曜日

雌阿寒岳で火山性地震増加 (続報)

 
6月30日付「雌阿寒岳で火山性地震増加」の続報です。
 
雌阿寒岳(地図)の火山性地震の発生回数は低下しています。火山性微動もその後は発生していません。
 
日付 火山性地震 火山性微動
6月29日 146 回 2 回
6月30日 105 回 0 回
7月1日15時まで 4 回 0 回
 (回数はいずれも速報値)
 
 
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