アリューシャン列島のシシャルディン山(地図)では、7月12日ごろから山頂付近の温度の顕著な上昇、二酸化硫黄ガスや地震の増加が観測されていましたが、7月14日01時09分(日本時間同日18時9分)に噴煙が上空 9〜12km に達する爆発的噴火が発生しました。
その後も噴火が続き、7月15日21時52分(日本時間16日14時52分)には米国地質調査所(USGS)傘下のアラスカ火山観測所(AVO)が、噴火が一層激しくなっているとのツイートを投稿。その直後の日本時間 7月16日15時48分、アラスカ半島沖で M7.2、震源の深さ 32.6km の大地震が発生しました(震央地図、気象庁は M7.3 と推定)。
シシャルディン山から震央までは 209km です。AVO は、今回の地震はシシャルディン山の火山活動とは関係がないとツイートしています。
以下のツイート中の "July 15, 2023, 11:57 PM AKDT" は、日本時間では 7月16日16時57分になります(AKDTはアラスカ夏時間の意で、日本時間−17時間です)。
#Shishaldin Aviation Color Code RED
— Alaska AVO (@alaska_avo) July 16, 2023
Issued: Saturday, July 15, 2023, 11:57 PM AKDT
The explosive eruption of Shishaldin Volcano is continuing. A continuous ash plume now extends over 80 mi (125 km) to the SSE from the volcano with an altitude of about 16,000 ft (4.9 km) asl 1/ pic.twitter.com/Ulcuk40i38