2019年6月22日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-209)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 6月18日13:00 と 6月19日17:30 付けで更新情報を出しています:

▼ No.267
No.267 に書かれている予測は No.269 によって修正されています。No.269 の方をご覧ください。

▼ No.268
6月18日22時22分に発生した山形県沖の地震(暫定 M6.7、深さ約15km、最大震度6強)について書かれています。

地震前兆検知公開実験」の参加者には 6月2日以降、数回にわたって予測を配信。規模を若干小さく推定したが、おおむね良好な予測であった。

5月31日に K6観測装置(高知観測点)に明瞭な BF前兆(基線のうねり変動)が出現。その後も断続的に出現。

領域は、FM電波送出局の位置や前兆の出現形態(断続的出現など)から、秋田県から新潟県にかけての日本海側、または岩手県から福島県にかけての太平洋側で、沿岸海域または陸域でも海岸に近い領域と推定。前兆が現れたのが1台の観測装置のみであったので、これ以上は絞り込めなかった。

規模は 5月31日出現の BF前兆から M5.3±0.5、海深減衰を加味して M5.8±0.5 と推定。6月6日出現の BF前兆の方が変動面積が大きかったので、そちらにもとづいて M5.5±0.5、海深減衰を加味して M6.0±0.5とすべきであった。

発生時期は、6月7日時点で 6月17日±4日、6月14日時点で  6月18日±3日、6月18日時点で 6月21日±4日と推定。いずれも実際の発生日である 6月18日を含んでいた。正しくは、極大 6月6.0日、終息 6月15.6日で、経験則[極大~地震発生]:[終息~地震発生]= 3.9:1 を適用して 6月18.9日± とすべきであった。

6月15日以降、同等の BF前兆は観測されていない。

関東直下や南海トラフなどでの大型地震の前兆は観測されていない。

▼ No.269
長期継続している No.1778 前兆について。

6月19日夕刻現在、CH21(八ヶ岳)は基線が不安定のまま推移、CH7(八ヶ岳)は糸状特異が継続。20日までに前兆が終息する可能性は極めて低い。したがって、6月中の地震発生は否定できる。

現在までの前兆の極大と終息等の関係から、最も早い場合は 7月6日±3日、次に早い場合は7月20日±3日、最も遅い場合は8月1日±3日。今後の前兆の変化によって決定見込み。

推定時期最早: 7月6日±3日、次早: 7月20日±3日、最遅: 8月1日±3日(前兆に終息変化が現れ次第、再計算の上、情報更新)
推定時刻 午前9時30分±1時間30分 または 午後4時±3時間
推定震央領域 続報 No.269」所載の地図参照
太線内は基本推定領域、点線内は最大誤差を含む大枠推定領域、斜線部分は火山近傍前兆が出現していることを考慮した推定領域。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の浅い陸域地殻内地震(火山近傍の可能性が高い)


前回の更新情報は全5ページあり、推定の根拠などが解説されています。ご一読ください。


関連記事