2015年2月16日月曜日

四国の地震


防災科学技術研究所
AQUAシステム メカニズム解カタログ
より
2月6日に徳島県南部で発生した最大震度5強の地震では目立った被害はなかったようです。この地震は、図に示されているように横ずれ断層が動いたことによって発生したものですが、マグニチュード(速報値は気象庁がM5.0、防災科学技術研究所がM4.7)の割に揺れが大きかったのは、震源が浅いところだったことに加えて、地盤が比較的軟弱だったことによるものとみられています:

四国やその周辺ではこのところ有感地震が増えているように思います。14日にも、徳島県北部で発生した地震によって香川県で最大震度3を記録しています。

以下の『四国新聞』の記事には、過去10年間に四国やその周辺で発生した最大震度4以上の地震をまとめたが掲載されています。それによると、毎年、震度4の地震が1回または2回起きていたのですが、2011年と12年に発生がなかった後は、震度6弱、5強、5強の地震が毎年発生するようになっています。11年の東北地方太平洋沖地震を契機に、四国周辺の地震発生パターンが変わってしまったような印象を受けます:

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