2月27日付「ツングースカ級小惑星が地球接近」の続報です。
NASAの〝Near Earth Object Program〟のサイトが、小惑星〝2012 DA14〟が地球に接近する際の軌道図を掲載しています(軌道図はクリックで拡大):
最接近は協定世界時で2013年2月15日19時26分(日本時間16日午前4時26分)で、地表からの距離は地球の半径の3.2倍(約20400km、地球の中心からだと約26900km)。これは赤道上空35800 kmに浮かぶ気象衛星や放送衛星などの静止衛星の軌道よりも内側を〝2012 DA14〟が通過していくことを意味しています(軌道図で〝Geosynchronous Ring〟と書かれているのが静止衛星の軌道です)。
地表から見ると、〝2012 DA14〟は天球上を南から北に向かって高速で移動していきますが、最接近時でも明るさは7等級前後で肉眼では見ることが困難です。最接近の4分後には地球の影に入り、18分間ほどは影から出てこないと予測されています。
関連記事
- カ ナダで大火 球 (08年 12月 8日)
- 地球のス トーカー (09年 1月 26日)
- 今夜、小惑星 が地球接近 (09年 3月 2日)
- 小惑星 2009 FH が地球に接近 (09年 3月 19日)
- 小惑星「2009 VA」が地球を掠めた (09年 11月 13日)
- 小惑星が地球 を掠める (10年 1月 13日)
- 小惑星が 地球を掠める (続報) (10年 1月 20日)
- 奇妙な 「彗星」 (10年 2月 3日)
- 太陽面を横切 る謎の物体 (10年 2月 9日)
- 「はヤぶさ」に知能? (10年 4月 1日)
- エイプリル・フール (10年4月2日)
- 小惑星 2010 GA6 が地球近傍を通過 (10年 4月 12日)
- 小惑星 2005 YU55 が地球近傍を通過 (10年4月30日)
- Naming X ― 天体 X に名前をつけよう (10年5月4日)
- 「はやぶさ」が地球を撮影 (10年5月18日)
- 小惑星 2010 KQ (10年5月28日)
- 「はやぶさ」の地球帰還 (10年6月13日)
- 「はやぶさ」の地球帰還 (続報) (10年7月7日)
- 東海3県で謎の「爆発音」 (10年8月8日)
- 東海3県で謎の「爆発音」 (続報) (10年8月25日)
- 2つの小惑星が地球に接近 (10年9月8日)
- 今夜、小惑星が地球直近を通過 (10年10月12日)
- 今夜、小惑星が地球直近を通過 (続報) (10年10月13日)
- イトカワはどこだ? (11年1月4日)
- 小惑星が地球に記録的大接近 (11年2月5日)
- 地球と同じ軌道をまわる小惑星を発見 (11年7月30日)
- 小惑星ベスタ (11年8月3日)
- 小惑星 2005 YU55 が再び地球接近 (11年9月14日)
- 予想より少なかった地球接近小惑星 (11年10月1日)
- 2つの小惑星が地球に接近・通過 (11年10月1日)
- 航空母艦サイズの小惑星 2005 YU55 が地球接近 (11年10月27日)
- 小惑星 2005 YU55 の姿 (11年11月8日)
- 星空を駆け抜ける小惑星 2005 YU55 (11年11月10日)
- 小惑星 2005 YU55 の画像 (11年11月12日)
- 小惑星エロスが地球接近 (12年1月22日)
- 新発見の小惑星 2012 BX34 が接近通過 (12年1月28日)
- ツングースカ級小惑星が地球接近 (12年2月27日)
- 2040年のアルマゲドン (その1) (12年2月29日)
- 2040年のアルマゲドン (その2) (12年3月1日)