2014年7月18日金曜日

道路の舗装が溶ける ― イエローストーン


7月10日、イエローストーン国立公園内のファイアーホール・レイク・ドライブ(地図)という道路が、地温が上昇して表面の舗装が溶けたために閉鎖されました。通常より17~22℃高い70℃に達したとのことです:

舗装が溶けた場所を含む一帯は、地下に熱水システムが存在しているためにもともと地温が高く、過去にも舗装が溶けて閉鎖されたことがあるとのことです。

こういう現象が報じられると、短絡的に「大噴火がおきるぞ」という風説を流す人がたくさん現れます。 〝doomsayer〟とか〝fearmonger〟と呼ばれる人たちです。しかし、現在、イエローストーンは噴火をおこす状態にはないようです。今春、バッファローが危険を感じて逃げ出しているから噴火が近いといううわさが広がりましたが、本を正せば住民が春の風物詩としてバッファローの移動を撮影しYouTubeに投稿した動画でした。これに不安を煽るようなキャプションをつけて再投稿した者が複数あり、イエローストーン国立公園の当局が対応に追われる事態に発展しました。

以下の記事は、今回の現象について心配する必要がないことを、過去の事例などを紹介しながら説明しています:

閉鎖されていた道路は、暫定的な補修がなされて再び通行可能になっています:

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