- Earthquakes Measured at Iceland’s Vatnajökull (アイスランドのバトナ氷河で地震を観測)
以下に Einarsson 氏の発言を抄訳します:
この地域で連続して地震が発生することは珍しいことではない。バトナ氷河の下で火山活動が活発化し始めている。
今回の連続地震はバトナ氷河の下に埋もれている Grímsvötn (地図)火山湖群と直接関連するものではないし、火山性の地震に分類できるわけでもない。
しかし、Grímsvötn で数ヶ月のうちに噴火が始まる可能性が非常に高い。
エイヤフィヤトラ氷河(Eyjafjallajökull、地図)での噴火に引き続いてミルダルス氷河(Mýrdalsjökull)の下のカトラ(Katla)山が間もなく噴火する可能性があると一部の科学者は考えているが、そのような兆候はない。
25日(土)に発生した地震は特に大きな地震というわけではないが、それでも興味深い。1996年にバトナ氷河の下にある Gjálp 山(地図)が噴火し始めた時には、その 8 ~ 9ヶ月前から Hamarinn 山の周辺で地震が連続して発生した。
Hamarinn 山はバトナ氷河の縁にある特殊な火山で、同氷河の下にある Grímsvötn と Skaftárkatlar に沿った火山活動の活発な領域を形成した現象の一端を担っている。
過去の関連記事
- 氷河の下の火山に噴火の兆候 ― アイスランド (10年3月10日)
- 氷河の下の火山が噴火 ― アイスランド (10年3月23日)
- 噴火の連鎖を警戒 ― アイスランド (10年3月24日)
- 宇宙から見たアイスランドの噴火 (10年3月28日)
- アイスランドの噴火 弱まる (10年4月13日)
- アイスランドの噴火で 800人が避難 (10年4月14日)
- アイスランドの噴火激化 (10年4月15日)
- アイスランドの噴火激化 (続報) (10年4月16日)
- 「アイスランドの復讐」 (10年4月19日)
- 温暖化でアイスランドの火山が活発化 (10年4月19日)
- アイスランドの噴火と予言 (10年4月20日)
- 噴煙・火山灰・火山雷 ― アイスランド (10年4月20日)
- アイスラ ンドの火山上空にオーロラ出現 (10年4月23日)
- アイスランドで再び空港閉鎖 (10年4月28日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (10年4月29日)
- アイスランドの噴火で飛行制限、空港閉鎖始まる (10年5月4日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報) (10年5月4日)
- 新たなマグマ貫入、山体膨張 ― アイスランド (10年5月6日)
- 噴火と衝撃波 ― アイスランド (10年5月7日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 2) (10年5月18日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 3) (10年5月21日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 4) (10年05月21日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 5) (10年5月22日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 6) (10年5月25日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 7) (10年5月26日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 8) (10年6月2日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 9) (10年6月11日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 10) (10年6月13日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 11) (10年6月18日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 12) (10年6月26日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 13) (10年7月5日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 14) (10年7月13日)
- カトラ山はいつ噴火するか (10年7月16日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 15) (10年7月19日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 16) (10年7月27日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 17) (10年8月3日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 18) (10年8月10日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 19) (10年8月18日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 20) (10年8月28日)
- カトラ山で地震 ― アイスランド (続報 21) (10年9月12日)