石川県羽咋市にある気多大社(地図)で 1月11日におこなわれた「門出(かどいで)式」という神事についての記事をたまたま見かけたのですが、この神事では「早朝に宮司らが境内入り口の地震石に拝礼して巡拝を始め」るのだそうです:
地震石は「神の降臨の際に出現した自然石」で、「“地震おさえの石”であり、能登地方に地震が少ないのはこの石のおかげであると言われている」とのこと:
気多大社は北東-南西に延びる邑知潟断層帯(地図)の南西端近くにあります。北東端には気多本宮(能登生国玉比古神社、地図)があり、断層帯を両側から挟む配置になっています。政府地震調査研究推進本部の資料によると、この断層帯では M7.6 程度の地震が 30年以内に発生する確率が 2% とされています。
- 要石(かなめいし) (17年4月15日)
気多大社(地図)は能登半島の根元付近の外海側、鹿島神宮は房総半島の根本付近の外海側にあり、能登半島と房総半島は本州の中央付近を中心として点対称の位置関係にあります。地震石と要石も同様の位置関係にあるわけで、なんだか不思議な感じがします。
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