2025年10月7日火曜日

第3の恒星間飛翔体が太陽系に進入 (続報-6)

 
太陽系外から飛来した 3I/ATLAS が 10月3日、火星に最接近しました(0.194天文単位、約2900万km)。火星の表面で活動中の探査車や火星を周回している探査機が観測体制を敷いていましたが、まず、NASA の探査車・パーシビアランスが 10月4日に撮影した画像が公開されました。探査車のカメラは天体撮影用ではなく、天球上を移動する天体を追尾して撮影する機能がないため、3I/ATLAS は長く伸びた姿で写っています:
 
NASA のマーズ・リコネッサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter)には高解像度の HiRISE(High Resolution Imaging Science Experiment)カメラが搭載されているので、撮影結果の公開が待たれます。欧州宇宙期間(ESA)の複数の火星周回衛星も 3I/ATLAS の観測を行うことになっています。
 
以下の記事では、今回公開された 3I/ATLAS の姿をカラー化し拡大して(画像1画像2)、「巨大な円筒形の宇宙船(massive cylindrical craft)」と表現しています:
 
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