八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 8月8日16:00 付けで更新情報を出しています。
「8/10〜11 前兆終息の場合=8月13日発生の可能性(あくまでも参考: 8/11 前兆が終息しない場合=8月27日±3発生の可能性も有)」:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.332 (PDF形式)
- 前回の更新情報で述べたとおり、昨年11月以降の14項目の前兆変動の変化から7月末の前後数日が算出されたが、それは対応地震の発生日ではなく、次ステージ(ステージ26)の極大日(8月1日)を示していた。8月1日極大前兆変動がステージ26であると認識。
- 7月末の前後数日を地震発生時期と見なしたのは、14項目の変動が終息した時期にハヶ岳南麓の複数の観測装置に出現し始めたPBF変動を余震の前兆変動の可能性があると考えたため。「誠に申し訳ありませんでした。」
[PBF変動:Periodic Baseline Fluctuation anomaly、典型的な地震前兆波形。周期的な基線のうねり変動。極大時に集中出現した場合は、継続時間が地震規模を表す。]
- ステージ26を構成する主要な前兆変動はPBF変動。7月19日から156時間継続したPBF変動(以下P)は先行特異、その後のPBF変動が主前兆変動と認識。そのうち、149時間継続したPBF変動(以下C)は極大が認識できるので、その継続時間を主前兆PBF変動の規模推定根拠継続時間とした。
- Pが先行特異であるとする認識が正しい場合は、8月10日〜11日に前兆変動終息の可能性が算出される。終息すれば、8月13日±3日に地震発生の可能性。終息しない場合は、Pを先行特異とする認識が誤りで、Pの初現が主前兆初現となり、8月27日前後に地震発生の可能性となる。
- Pの継続時間は156時間と長く、主前兆の一部とは極めて考えにくいため、Pはやはり先行特異で、8月13日前後に地震発生となる可能性が考え易い状況。8月10日〜11日に前兆変動が終息するかに注目。「8月11日または12日に続報を出せればと考えています。」
推定日 | 2022年8月13日または14日(8月14日±1日)の可能性が考え易いが、今後の前兆変動の状況によって修正の可能性がある。 |
推定時間帯 | 午前9:00±2時間 または 午後5:00±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.332」所載の図2太線内(火山近傍) 斜線の領域は可能性考え易い参考推定領域 (2022年7月までの推定領域に最近のPBF変動の推定影響局(FM放送局)を加味した結果、推定領域が狭められています。) |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 地震にともなう近隣火山活発化や噴火=完全否定は困難 過去例と異なる前兆変動があるため推定困難 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
関連記事
- 近畿圏中心領域大型地震 (13年4月17日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-257) (22年2月24日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-258) (22年3月21日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-259) (22年4月29日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-260) (22年6月30日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-261) (22年7月6日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-262) (22年7月17日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-263) (22年7月27日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-264) (22年7月28日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-265) (22年8月1日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-266) (22年8月3日)