『読売新聞』の記事から。「天気痛外来」を開設している医師による天気痛の解説です。
「フィリピン沖で台風が発生する前から(あるいは熱帯低気圧の段階で)、頭痛やめまい、 倦怠感などの天気痛症状が発現する人が少なくありません」、「台風や熱帯低気圧の発生時に、50 パスカル(0.5 ヘクトパスカル)程度の微気圧変動が、“さざ波”のように 3000キロ離れた日本にも押し寄せていることが分かったのです」、「この気圧変動は、値は小さいのですが、変化スピードは速いので、連続的に押し寄せてくれば、内耳にある気圧センサーを興奮させる可能性があります」:
地震の前には震源から超低周波の音波が出ることがあるとか。音波は疎密波ですから微小な気圧の変動と言えるわけで、上記の天気痛と似たような症状を引き起こす可能性があるかもしれない?
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