八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月27日16:00 付けで更新情報を出しています。「地震発生=7/29(誤差=7/29 ±1)の可能性に修正」:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.303 (PDF形式)
前兆変動が再出現
- 終息したと認識していた複数の観測装置に前兆変動が再出現し、前更新情報までの認識が誤りであることが明確となった。
CH02、CH17、CH21(再出現・終息)
- 八ヶ岳の CH02、CH17、CH21 観測装置に現れた特異変動が 7月26日昼過ぎに終息。7月27日午後現在まで完全静穏基線を記録中(図2参照)。
- 7月26.6日± に明らかな前兆終息が認識できる。
- この終息時期と高知観測点の K1 観測装置に現れた特異変動の極大 7月18.7日(図1参照)を対応させると地震発生時期として 7月29日± が算出される。
CH23(再出現・終息)
- 7月21日昼ごろに八ヶ岳の CH23 観測装置に明確な特異変動が出現(図3下部基線)。この直後からハヶ岳の CH34 に BT変動(通常基線より基線幅が増大する変動)が出現(図3上部基線)。BT変動は 2回だけ。7月24日〜26日には出現しなかったが、本日7月27日未明に微弱ながら再出現、7月27.4日終息の可能性が示唆される。
- CH23 の特異変動の極大 7月21.5日、CH34の 7月27.4日終息からは 7月29日± 地震発生が算出される。
CH29(再出現・継続中)
- 他の観測装置の前兆変動が全て静穏化し正常基線を記録している中、八ヶ岳の CH29 観測装置のみ、特異変動がまだ継続している(図5参照)。本日 7月27.2日の変動は大きく、極大に見える。
- 仮に 7月29日に地震発生の場合、CH29 観測装置の変動は 7月28日深夜まで継続すると計算される。この終息を確認できるまで待ってから更新情報を出すと、地震発生時期に間に合わない可能性があるので、未確認ながら修正続報として報告する次第。
推定時期に前兆極大出現
- 前兆変動の各ステージで、地震発生推定時期に地震発生ではなく新たな前兆変動の極大が現れるというパターンがこれまで何度もあった。今回もこのパターンの可能性がなきにしもあらず。地震発生がない場合は再考し、続報する。
- 「何度もの修正で大変申し訳ありません。」
推定時期 | 7月29日に発生の可能性(誤差 7月29日±1日) 8月1日までに発生がない場合は再考予定 |
推定時刻 | 午前9時30分±1時間30分 または 午後5時±3時間 |
推定震央領域 | 長野県北部、群馬県、栃木県西部、福島県西部、新潟県南部など 浅間山、白根山などの火山近傍 「続報 No.303」所載の図3参照 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 M7 クラス複合の可能性も若干あり |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
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