現地時間9月3日午前7時3分ごろ(日本時間同日午後9時3分ごろ)、米国オクラホマ州でM5.8の地震が発生しましたが、その約15分前に鳥の大群がいっせいに飛び立つ様子が気象レーダーに捉えられていました。下記記事の動画では、レーダー画面右下に時刻が表示されています:
日の出前後に鳥がねぐらからいっせいに飛び立つのは普通のことという批判に対して、以下のブログ記事では気象条件がほぼ同じだった9月4日のレーダー画像と比較し、地震当日のレーダー・エコーは遙かに濃くはっきりしており、ふだんより多くの鳥が飛行しているとしています:
翌日の同時刻と比べると、地震前の鳥の群れはなかなか拡散しません。何か不安を感じて群れから離れようとしない個体が多かったとも考えられます。
なお、オクラホマ州の地震について米国地質調査所(USGS)は9月7日付でM5.8に改めています。これまではM5.6で同州の地震規模のタイ記録とされていましたが、〝Oklahoma’s largest recorded earthquake to date〟(オクラホマ州で記録された最大規模の地震)となりました:
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