八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 2月17日13:00 付けで更新情報を出しています:
- No.1778 長期継続大型地震前兆 続報 No.350 (PDF形式)
CH26観測装置(八ヶ岳)の PBF変動が静穏化と再出現を繰り返しています。直近の静穏化(2月17.0日)が最終である(終息)として、2022年7月28.4日の極大に対応するものとすると、地震発生推定日として 4月28日±3日が算出されます。
ただし、「あくまでも 2/17.0 PBF 終息とした場合の推定です。まだ確定ではありません。今後の観測で修正予定です」、「今後 PBF 再出現しないか観測必要 特異終息時期観測と合わせ修正予定」とのことです。
推定日 | 2023年4月28日±3日 (2月17.0日が PBF 終息だった場合) |
推定時間帯 | 09:00±3時間 または 18:00±3時間 |
推定震央領域 | 「続報 No.350」所載の図2太線内 斜線の領域は火山近傍参考推定領域 |
推定規模 | M8.0 ± 0.3 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
[注] PBF変動(Periodic Baseline Fluctuation anomaly)= 周期的な基線のうねり変動で、典型的な地震前兆波形。BT変動(Baseline Thickness anomaly)= 基線の振幅が増大する変動で、M5.0 以上の地震の前兆として出現。
No.1778前兆群は、2008年7月初旬に出現し始めた前兆です。継続期間は14年を越えました。串田氏の観測歴上で最長の継続期間で、ピーク時期には30の観測装置に前兆変動が出現しました。
No.1778前兆については、串田氏が自身の著書にて言及したため、その後の経過を一般公開しているものです。No.1778前兆以外の地震予測については、「地震前兆検知公開実験」の参加者にのみメールまたは Fax で配信されています。
串田氏の地震予測手法と実績については以下をご覧下さい:
- 地震・火山の活動を予報する (簡略版解説資料) (PDF形式)
- 解說:FM電波(VHF带域)モニター觀測による地震予報(2021年3月改定暂定版)(PDF形式)
- 地震前兆変動検知からの予報と M5 以上地震及び火山性活動 相関結果 2020年 (PDF形式)
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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