またもや中国のロケットが制御されぬまま大気圏に突入します。
問題のロケットは「長征5B」で、中国独自の宇宙ステーション「天宮(Tiangong)」の実験棟「問天(Wentian)」を搭載して7月24日に打ち上げられ、天宮のコアモジュール「天和(Tianhe)」にドッキングさせることに成功しています。
落下してくるのは長征5Bロケットの1段目で、大気圏内で完全には燃え尽きず、5~9トンが地表に到達するとみられています。長征5Bは今回が3回目の打ち上げですが、過去の2回も制御されない状態で大気圏に突入しています。2020年の打ち上げでは、西アフリカのコートジボワール共和国に残骸が落下し、建物に被害が出ています。
以下のツイートは The Aerospace Corporation のツイートですが、日本時間 7月31日03時16分±5時間の時間帯に大気圏に突入すると予測しています。軌道図(拡大)を見ると、この時間帯の中央を過ぎたあたりで、日本列島上空を九州から関東地方にかけて通過するようです。
Our latest prediction for #CZ5B rocket body reentry is:
— The Aerospace Corporation (@AerospaceCorp) July 29, 2022
🚀30 Jul 2022 18:16 UTC ± 5 hours
Reentry will be along one of the ground tracks shown here. It is still too early to determine a meaningful debris footprint. Follow this page for updates: https://t.co/SxrMtcJnj0 pic.twitter.com/QXC8ZyTENm
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