以下は、2011年1月1日00:00から10月15日00:00までに日本周辺で発生したM3.0以上の地震のデータを可視化した YouTube 動画を紹介している記事です:
上記記事からリンクされている動画ですが、7分31秒から7分59秒までに映し出される 「震央の分布」 に注目してください。日本の太平洋側にあるプレート境界のうち、四国沖の部分だけ、全くといってよいほど地震が起きていないことがわかります。地震の起きていない領域は、安政南海地震(1854年、M8.4)や昭和南海地震(1946年、M8.0)の震源域のおおよそ西半分に相当しています。
昭和南海地震の3年前には鳥取地震(1943年、M7.2)がおきています。それに比べるとかなり規模が小さいですが、今年6月には島根県東部で、11月には島根・広島県境でかなり強い揺れをともなう地震が数回発生しています。また、香川県内で発生した地震の数が過去30年間で最多を記録したという報道もありました(当ブログ12月1日付『「気象庁・東大地震研の言わない新燃岳情報」ほか』を参照してください)。
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